バス釣り用のベイトフィネスリールを使用したアジングを実践する、フィッシュマンのテスター西村さん。0.8gという超軽量ジグヘッドリグもキャストできちゃって、バックラッシュもしない! そのキャスト方法を、ベイトタックル初心者にもわかりやすく解説してくれる動画を紹介!
●文:ルアーマガジンソルト編集部
解説アングラー紹介
西村 均(にしむら・ひとし)
ルアマガプラスで連載執筆も担当するドクトルニシニシこと、西村均さん。超軽量ジグヘッドリグをベイトタックルでキャストしアジを狙う釣りを得意とするアングラー。ソルトだけでなく渓流など、幅広く釣りに精通。
ベイトタックルでアジングを実践する、フィッシュマンのテスター西村さんが解説!
日本海側を中心に活躍する西村さん。フィッシュマンのテスターをつとめており、同社がリリースするベイトロッドを活用し、1g未満の軽量ジグヘッドを使用したアジングを展開している。
フィッシュマンのベイトタックルと最新のフィネスベイトリールの組み合わせで、ほぼトラブルなしでアジングを楽しめるということで、具体的にキャストのコツや道具選びについて解説して頂いた動画を制作!この記事ではその動画を元に、チャプターごとにベイトタックルでの、バックラッシュしないキャスト方法を解説していく。
【チャプター1〜2】イントロ〜オープニングムービー
まずは、自己紹介と今回のテーマとなる軽量リグのキャスト方法について、オープニングトーク。ちなみに、使用するタックルは以下の通り。
【使用タックル】
- ロッド:ビームスインテ6.4UL(フィッシュマン)
- リール:アルデバランBFS(シマノ)※スプールはアルデバランBFS用深溝スプール、ハンドルはシマノ用オフセットハンドル(ともにアベイル)
- ライン:PEライン0.4号プロト(フィッシュマン)
- リーダー:テレフター1号(YGKよつあみ )
【チャプター3】ノーサミングキャスト!
早速、キャストのデモンストレーション開始。使用するのはジャックアッパー0.8g。リーダーの太さは1号で、ロッド2本分ほどの長さに設定している。リールはアルデバランBFS、シマノのベイトフィネス用リールだ。
まずは、サミングせずにただ投げるだけ! サミングとは、バックラッシュの原因となるスプール(ラインが巻かれている部分)の過回転を防ぐために、親指で押さえてブレーキをかける動作のこと。このサミングを行わないということは、ベイトリールに搭載されているブレーキシステムのみに頼るということになる。
ベイトタックルを使っている方ならおわかりだと思うが、ノーサミングでひどいバックラッシュを起こすと、最悪ライン交換という悲惨な状況となる。しかし、今のベイトタックルの性能は非常に向上しており、フルキャストのノーサミングでもバックラッシュしていません! これなら、アジングでも安心して使用できるはず。
【チャプター4】実践キャスト
チャプター3までは、デモンストレーションとしてノーサミングでキャストして、それでもバックラッシュしないということを見せてくれた西村さん。チャプター4では、より実践に近いキャストを行う。具体的には、着水と同時にサミングをしてスプールの回転を止める投げ方。サミング後はフリーフォール。0.8gのジグ単が、何の抵抗もなくスルスルと落ちていく。
【チャプター5】ベイトタックルで軽量ルアーを投げるためのコツ
リールの性能向上でバックラッシュは大幅に低減されているのですが、キャストでもバックラッシュさせないようにするコツがあります。スピニングのようにコンパクトで初速の速いキャストを、ベイトタックルでやってしまうと、スプールの回転速度が速くなりすぎてトラブルが発生しがち。
そこで重要となるのが、テイクバックをしっかりと入れてロッドを大きく振ることだと西村さんは説明。このあたりの所作は、実際に動画でチェックしてもらったほうがわかりやすいと思う。
いかがだっただろうか? スピニングタックルでのアジングだけでなく、ベイトタックルも選択肢に入れるとこで、また違った楽しみ方ができるはず。
0.8gのジグ単がキャストできるなら、実践でも十分通用レベルとも言えるでしょう。夜、着水がわからなくても、ある程度リール任せでキャストできちゃう部分もあるでしょう。気になった方は、是非、チャレンジしてみてほしい。
※本記事は”ルアーマガジンソルト”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。