単なるタックルボックスとしての用途を越えて、多目的かつ便利さが増した事で人気を博している明邦科学工業の「ランガンシステムボックス」シリーズ。その利便性は陸っぱりのみならずオフショアの釣行でも評価され活躍している。今回はオフショア釣行で人気の「イカメタル」をテーマに、おすすめのオプションアイテムや活用術を紹介します‼︎
●文:ルアマガプラス編集部
解説していただくのはVSカスタマイズスペシャリスト・田中さん!
田中哲(たなか・さとし)
アジングからジギングまで幅広いソルトルアーに精通する明邦化学工業株式会社の営業マン。ボックスのカスタムだけでなく、ロッド作りにも凝っており使用ロッドは全て自作。最近は渓流にもハマり中。
ベースのランガンシステムBOXはこれ!「VS-7080N(メイホー)」
両サイドに配置された多目的ホルダーで様々な拡張が可能なタックルボックス。頑丈さも特徴の1つで、ボックスに座ることが可能なモデルもラインナップ。今回はそんな座れるモデルとして最小サイズとなるVS-7080Nをチョイス。ボックス内には付属アイテムのインナーハーフトレイを2枚収納でき、上段と下段に分けてスペースを効率よく利用出来る。
Nシリーズ最大の進化は「ハンドル」にアリ!持ち運びやすさ向上&些細なトラブルを軽減!
製品名の末尾に「N」が入る最新モデルの特徴と言えるハンドルストッパー機能。ロッドスタンドにタックルをセットした状態等バランスが崩れていると持ち運びがし辛く、またトラブルの原因となる事もあった。これを上蓋に搭載されたストッパー機構でハンドルの可動部を制限し安定させた事で解消、より快適になったラインナップがNシリーズだ。
INSIDE ITEM~ボックス下段収納アイテムをご紹介!~
①VS-800NDDM+丸型仕掛巻ちびまる56
定番の3010サイズの深底モデルを仕掛け巻ストッカーとして使用。立てて収納するため、フタのロック部に指を掛けて引き出す際に不用意に開くことがない「キャッチアップシステム」を採用したケースを選んだ。
そして仕掛け巻は同社の丸型仕掛巻ちびまる56をチョイス。仕掛けを釣り場でイチから組み直すよりも、ある程度出来上がった仕掛けを用意しておき取り替える方がスムーズ。また紙の台紙を利用し販売されている既成仕掛けも、ちびまるに巻き替えておくとクセがつきにくく釣り場でのゴミも少なく出来る。
②クワトロケースJ
フタが個別に開閉が出来るスペースが4つあり、仕切り板を使ってさらに細かく分ける事が出来るクワトロケースJを使用し、スナップやサルカン等の仕掛け小物を収納。仕掛けはちびまる56に巻き付けたものを使用し、現場で急遽必要となる場合の予備の予備として持ち込んでいる。VS-7080NにはVS-800NDDMとストッカーを入れた状態で、4枚収納可能。
③スクイッドストッカーBM-S or インナーストッカーBM-35S
スクイッドストッカーBM-Sは6×8枠で48マスに仕切られたストッカーで、エギやイカメタルを立てて収納する。容量豊富で上から見た際にカラーが確認しやすく、取り出しやすいためローテーションがスムースに可能。釣行後の塩抜き水洗いも水抜き穴が底面にあり、ストッカーから中身を取り出さずに丸ごと洗える快適さも良い点だ。
またスクイッドストッカーと外寸が同サイズで、内側のマス目が5×7の35マスと間隔が広いのが「インナーストッカーBM-35S」。スクイッドストッカーのマス目では入らないカンナの大きいエギ等を持ち込む際や、アイテム同士の間隔が広がる事で視認性が上がり交換を容易にしている。
④トレイBM-L
トレイBM-L(または付属のインナーハーフトレイ)は、一枚をプライヤー等のツール類やリーダー、酔い止め薬を入れたMC-70を片側に収納。もう一枚は空の状態で持ち込み、エギ等の使用済みアイテムを入れるために利用。釣行時は外側のホルダーにセットしアクセス頻度の多い下段を利用しやすくしている。
田中「エギはカンナが錆びてしまうと交換が出来ないので、使ったものは洗ってから元の位置に戻すようにに空いたトレイを使って分けています」