「ルアーフィッシングのテーマパーク」。そんな呼び名がふさわしい「宮城アングラーズヴィレッジ」は群馬県前橋市の管理釣り場。大きく分けて4つの池があり、メインの中池は夏にバス釣り、冬はエリアトラウト用へと定期的にリニューアルされる、下池と呼ばれる池は1年中バス釣りが楽しめる。スタッフも神対応なので、初心者が色々と勉強するにもピッタリ!?
●文:ルアマガプラス編集部
「ルアーフィッシング」が楽しめる様々な工夫が満載!
宮城アングラーズヴィレッジ(以下MAV)の養田チーフはMAV設立の2年ほどあとに働き始めた超ベテランスタッフ。
当初はトラウトオンリーフィールドだったMAVにバス釣りを持ち込んだ立役者の一人だそうです。
MAVは放流魚種の豊富さも魅力的で、夏の中池はストライパーやマーレーコッド、冬の下池にはブラウントラウトやイトウが放流されるんです。
「水温が下がり切る厳冬期になるといくら管釣りとはいえバスは難しくなりますからね。そんなときにもバス用ルアーで釣れる可能性のある他の魚種として、ブラウンやイトウをいれるんですよ」とは養田さん。
実際、ブラウンはスモラバのパワーフィネス、イトウはビッグベイトでの実績が多いそうです。
取材に行ったのは11月頭。
入れ替えが行われて1週間ちょっとたったくらいでした。この入れ替えですが、中池に夏の間放流されていたすべてのブラックバスを捕まえて、下の池に移動するのだそうです。
中池に比べれば遥かに小さい下池ですから、バスの密度は超アップ! これに加えて深さがそれほどでもないので、バスとルアーの遭遇率が相当高いのだそうです。
合間にエリアトラウトも釣りに行って、絶品のブランドニジマス「頂鱒」もちゃっかりお土産にゲ
ットしましたし、お昼に食べた串焼きも絶品でした。
まるでテーマパークみたいじゃありません?
釣り場概要
毎年4月末~10月末まで中池と呼ばれる一番大きなポンドがバス釣り用になるが、現在はエリアトラウト専用時期なため割愛。1年中バス釣りが楽しめる下池を紹介する。下池は受付を抜けてすぐに位置する20メートル×40メートルほどのポンド。東側の面はオーバーハングに覆われて釣りができないが、他の3面は足場もよくゆったりと釣りが楽しめる。設置されているストラクチャー類は、バスの付き場でありつつも、釣り人にストレスを与えにくい工夫の賜物。一見するとストラクチャーだらけだが、引っ掛けてルアーをロストすることは少ないはずだ。ただし、これらの障害物はリニューアル時期には配置が変わるので、マップは参考程度にしていただきたい。
エリアバスの究極ストラクチャー。マットカバーのようにバスが隠れられるシェードだが、万が一ルアーが引っかかっても円盤が回転することでほとんどの場合で簡単に外れてくれる。脇を通す、下を通す、向こう側に投げて吊るす、といった釣りで、円盤直下にいるバスを狙いたい。
枯れた笹の枝が頭を出した状態で沈められたトラクチャー。一般的な樹木と異なり樹皮に針が刺さりにくいので驚くほど根掛かりしにくい。寒くなるとこの根本にバスが集結することが多いらしい。ノーシンカーリグを絡めるように落とし込むべし!
浮かべられた枠組みの中で固まったホテイアオイ。こちらも円盤同様、直下にバスがつきやすい。「うきしば」と呼ばれるフローティングマットも同様だ。ライトリグを引っ掛けて吊るしたり、カバー撃ちが特に有効な釣り方だ。
基本的に常に動いている水車と生け簀。沖に向かってかなりの流れを発生させている。水温の低い時期は流れの中を狙うよりも、生け簀のパイプ周りが流れの裏になって狙い目になる。生け簀のネットに引っ掛かけないよう注意。
釣り場情報
アクセス
住所:〒371-0241 群馬県前橋市苗ヶ島町1950
電話番号:027-283-0161
営業時間:バスシーズン6:00~21:00/トラウトシーズン7:00~21:00
主な料金
1日券(7:00~17:30):男性5500円/女性4000円/子供(小1~中3)2500円
半日券(7:00~12:00/12:00̃17:00):男性4000円/女性4000円
3時間券(10:00~):3000円
ひだまり券(9:00~15:00):4000円
ほか男女ペア券、イブニング券等有り
主なレギュレーション
エサ釣り禁止
バーブレスフック厳守
持ち帰り禁止
咥えたばこでの釣り禁止
フォーミュラーやガルプの使用は下池のみ
※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。