「おれはここの鮎と死ぬ」ふるさと納税返礼品、まさかのおっちゃんレンタル。

飛騨市ふるさと納税の返礼品の一つ「おっちゃんレンタル」とは、飛騨の変人・達人・名人を一定時間レンタルし、現地でのガイドをしてもらうなど体験・コトサービスの返礼品だ。ふるさと納税を通して地域の自慢の人物をより多くの人に知ってほしいという想いでスタートしたこの企画だが、多方面から注目を集め、今までも新聞、WEBなどのメディアで取り上げられている。

●文:ルアマガプラス編集部

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おっちゃんレンタル導入の経緯

ふるさと納税の返礼品は、地場産品を納税者に届ける「モノ消費」が数多くありますが、飛騨市のおっちゃんレンタルは、現地に訪れて実際にサービスを受けられる「コト返礼品(着地型返礼品)」の一つです。着地型返礼品は、観光客の誘客に繋がるとともに、制度改正の影響で注目が高まっています。

その中で、ディープな飛騨の魅力を発信する「飛騨市ならではのおっちゃん」をレンタルすることは、寄附者が寄附先に訪れるきっかけになり、ただ観光するだけでは得られない寄附者と地元の人との交流を育み、地元の飲食店やサービスを受け地域経済を回す効果が期待できると考えています。

現在まで、「おっちゃんレンタル」の第1弾として、飛騨市の街歩きローカル観光ガイドを務めている『大田 利正』さんが飛騨のローカルすぎる魅力をたっぷりお伝えするおもしろガイド=”ワンダーガイド”を通じて飛騨の魅力を発信していました。体験されたお客様には大変喜んでいただいていることから、おっちゃんのバリエーションを増やすこととしました。

今回、鮎釣り名人の『室田 正』さんが第2弾おっちゃんとして就任し、より一層、ここでしかできない体験をふるさと納税の御礼の品として提供します。12月7日から寄附の受け付けを開始し、既にペアでの参加申込みがあるなど大注目です。飛騨市にふるさと納税をいただく際には、ぜひ飛騨のおっちゃんをレンタルしてみてください!

第1弾おっちゃん ”ローカルまち歩きのスペシャリスト” 大田 利正さん(69歳)

山口県出身。飛騨の街並みに惹かれ約40年前に移住。飛騨古川ユースホステルの経営をしながら、お客さまと町を楽しむうちにガイドを務めるようになった。地元で人気のあるローカルなお店に案内したり、時には地元民も知らないような飛騨の隠れた魅力を紹介している。マニアックなファンが多く、リピーターや指名も多数受けている。

第2弾 おっちゃん ”伝説の鮎釣り名人”室田 正さん(74歳)

京都府出身。鮎釣り名人。数々の記録を残した後、2004年に引退。65歳の時、飛騨市の宮川の鮎と出会い「おれはここの鮎と死ぬ」と惚れ込み移住。近年では、行政や地域の人々と協力しながら飛騨宮川下流の鮎「飛騨のあばれ鮎」のブランド化に注力し、鮎釣りの振興に取り組んでいる。