【高価買取の秘訣を公開!】冬がハイシーズンな中古釣具売買の秘密に迫る!「千葉・茨城鑑定団 東金店 神栖店」に突撃取材!!

冬といえば多くの釣り物がシーズンオフとなり、少しい寂しい季節…。しかし釣り人にはやるべきことがある!来るシーズンインに備えた「メンテナンス」や「タックル整理」。シーズン中活躍した道具を労いながらも整理をしていると、長年使わずにいる道具が出てくることもしばしば。その際に考えるのが「中古買取」。果たして自分の釣具がどれくらいの価値になるのか…知りたい人もきっと多いはず!そんな悩みを解消すべく、ルマアガプラス編集部員が中古売買で大人気のお店に潜入!! その実態を取材して参りました!

●文:ルアマガプラス編集部

2024 シーバス特集

釣具の中古売買市場の秘密に迫るのは北関東の大型リサイクルショップチェーン!

千葉茨城鑑定団 東金店 神栖店

「感動をクリエイトする」という理念にもとにした大規模リサイクルエンターテイメントショップ。釣具をはじめ、ゲームやトレーディングカード、プラモデル、フィギュアなどのホビー用品をはじめ、古着や家電、CDやDVD、マンガ・コミックなど幅広いアイテムの中古売買をおこなっています。今回は特に釣具市場が強い茨城鑑定団神栖店にて取材を敢行!

そして今回取材に応じてくれるのは千葉・茨城鑑定団 東金店 神栖店にて店舗統括を担当するKさん。これまで編集部でも釣具の中古売買市場についてはなかなか取材をすることがなかった、いわば「未知の領域」。編集部だけでなく、当サイトの読者をはじめとする釣りファンもきっと気になっていたであろう疑問を色々とぶつけてみました。

来店客の大半は新タックル購入のための「買取」

――今回取材をさせて頂いている茨城鑑定団・神栖店はどんな釣り人が来られるんですか?

店舗統括K「ジャンルでいうと今も昔も変わらず、霞ヶ浦水系も近いのでオカッパリのバスアングラーが大半。他はショアでソルトルアーを楽しんでいる方になりますね。時には有名なバスプロも来られたりするのですが、ボートアングラーはあまり来ず、ほとんどが『オカッパリ』のアングラーです」

――来店されるアングラーは主にどんなタックルを買取に、もしくは買いに来られるのですか?

店舗統括K『ロッド、リール、ルアー』この3種が多いですね、買取に来る理由としては、新製品への買い替えのためだったり、購入したが自分に合わなかった、釣りを辞めるので処分…など様々です。それでも特に多いのは『買い替え』ですね」

――なるほど、欲しいタックルの為に今所有してタックルを買取に出して、買い替えの資金にすると。

店舗統括K「そうですね、来られるお客様の年齢層もどちらかというと30代が多い。来店するペースは様々ですが、リセールに出すスピードが早い方も中にはいます」

――ルアマガの読者層も多いのは30代、特に新製品やタックルに拘りを持つ人が多い年齢層なのかもしれませんね。

店舗統括K「中古品を買いに来る人も買取をする人と『ほぼ同じ』です。買取してそのまま直接お店で何かしらを買う方もいれば、目的があって買いに来る人もいる。また掘り出しものを探して、同業他社の店をはしごしながら来る人もいます」

――掘り出しものを探す、いわゆる「えぐり師」はすごいチェックしてそうですね。

店舗統括K「おっしゃる通り、掘り出し専門の人は、特にめざとくチェックしてますね。中古ルアーの値付けはマニュアルを通じて行うのですが、安い価格で出すと、すぐに購入されます。特にバスルアーはその傾向が大きいです」

買取販売は「季節」に準じて価格が高低!

――今現在だと、どんな釣具が高く買取されていますか?

店舗統括K「そうですね、最近では高く買取されるのがバス、シーバスともに人気の『ビッグベイト』ですね。やはり釣り業界で盛り上がっているシーンのルアーは比例して高く買取されます。

あとは是非覚えておいて頂きたいのが『旬のルアー』は高く買取されるということ。バスであればこれから厳寒期に入るので『シャッド』や『メタル』系のルアーが今その対象となります」

――まさに今時期、オカッパリだけでなく、ボートにおいてもシャッドやメタルバイブなどは良く使われますね!

店舗統括K「その通り、だから釣り人もお店に買い求めにくるのです。お店でも在庫が足りなくなることもしばしば。もちろん使われることが多くなるから売りに来る人も少なく、お店も求めているので高く買取されるということです。これからであれば、春時期に向けてジャークベイトがメインルアーとなるので買取がどんどん強化されていきますね」

――ということは…お得に中古ルアーを購入するのであれば「季節を外して買う」のがベスト?

店舗統括K「ですね、来年の夏や春を意識したルアーは今買いに来たほうが絶対お得ですよ。値段も安く店側も在庫があるので探すことができますから。

今使いたいものを今買いたがる、それは新品とは全く違うところです。それに合わせて買取金額の高低もあり。季節がドンピシャなものであれば自ずと高くなります。逆に季節を外すと安く買い取る形になりますね」

新製品発表後の販売買取は「大きな変動なし」!

――これからの時期は釣具メーカー各社新製品が発表されると思いますが、それに伴い買取も多くなるのですか?

店舗統括K「多くなりますね、特にモデルチェンジされるタックルに関してはかなり買取が増えます。新製品発表やショーが行われたあとは、お客様の『買い替えたい』と思うアイテムが多いほど来店される人数も多くなりますね。逆にお客様がそう思われないモデルだと、客足も伸びない。ものすごい顕著に現れます。なのでショーに行かずともその年の新製品の期待度が見えてしまう部分はありますね」

――例えばモデルチェンジをするアイテムは買取価格が下がるということはあるんですか?

店舗統括K「確かにモデルチェンジをすることで旧モデルの相場が変動することもありますが、さほど大きな変動がない限り売買の価格も変わりません。特に人気のタックルであればモデルチェンジをするからといって一気に買取に出されることはありません。人気が故に愛用されているお客様も多いので。新モデルが出るから旧モデルの買取が低くなる、販売が安くなるということはほとんどないですね

買取や販売が多い時期はいつ頃?

――年明けの新製品発表タイミングでは買取が多くなるとおっしゃってましたが、他にも買取が多くなる時期はある?

店舗統括K「バスアングラーは10月を過ぎるとシーズンオフになる方も多く、そこから整理期間になるのか11月頃から2月頃までは買取のハイシーズンですね。特にライトユーザーは一旦タックルを全部手放して、また釣りのハイシーズンや、釣りに行きたくなるタイミングで買い直すという人も結構います。

逆に中古の販売が多くなるのは夏前頃から。春はまだ寒い日もあるのでライトユーザーはあまり動かないのですが、GWから夏前になると一気に販売は伸びますね。そのタイミングは在庫の動きが一番激しいので品薄や欠品になる商品も多くなります。

セール時期は先述したように、買い取りが一気に増えるタイミングの年末年始、販売が多くなる夏、この2つの繁忙期に行うことが多いです。あとはお店が買い取りすぎたタイミングで不定期のセールもあったりしますね」

フリマアプリ、オークションサイトよりも大きなメリットとは?

――近年は個人でもフリマアプリやオークションサイトを使い売買されている方も多くいます。
そのようなアプリやサイトとの違いはどこにあると思いますか?

店舗統括K「一番は直接見て触って商品を購入できること。フリマアプリやオークションサイトでは詳しいことを書かれてる場合もありますが、隅々まで完璧に見ることはできないと思います。タックルの状態を自身の目で確かめられるのは大きな強みですよね。

あとは買取であれば数千個単位で対応できるので、店単位や業者レベルの対応が可能です。中には遺品処理として多くの釣具を持ち込まれるお客様もいますが、そのような対応も可能です。基本的な売買もそのようなサイトとの相場を踏まえたうえで高く買取、安く販売するように努力しています!

また千葉、茨城の鑑定団の神栖店、東金店では送料無料の宅配買取査定も行っています。忙しくてお店に来られない、重くて運ぶのが難しいといった方でも自宅から発送が可能!金額査定から入金も早く、買取キャンセルでも無料にて返却致します。他社にはないサービスなので是非お試しいただければと思います」

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