モラル皆無の釣り人。死骸だらけの巨大血溜りに成り果てた釣り場がひどい。

釣り堤防の水溜りに大量の魚の死骸…さらに中にはゴミも投げ捨てられ、周辺にも捨てられた釣り糸や釣り針などが目立つ。釣り人のモラルが疑われる行為によって血溜まりとなってしまった場所を2日かけて掃除したハイサイ探偵団の動画をご紹介。

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●文:ルアマガプラス編集部

2024 シーバス特集

ハイサイ探偵団(はいさい・たんていだん)

視聴者からの依頼を調査するというコンセプトでチャンネルをスタートさせるが、釣りやアウトドア、料理などメンバーが楽しめる企画を中心に沖縄で活躍。ハイサイ探偵団の詳細は、下記YouTubeアイコンからチェック!

今回紹介する動画はこちら

那覇一文字の端にある、水溜りには外道として掛かったハリセンボンなどが大量に捨てられて血溜まり状態になっていた。そこをハイサイ探偵団は問題視し、お掃除部隊を結成。激烈な悪臭を放つ血溜まりを掃除する。

モラル皆無…死骸だらけの巨大血溜りを掃除…

那覇一文字に到着したハイサイ探偵団

「もう許さん、われわれ怒っています」という言葉で始まった今回の動画。見せたいものがあるというハイサイ探偵団は船で那覇一文字を目指す。

「もう許さん」で始まるこの動画。

那覇一文字とは沖縄にある、2000円程度で渡航できる釣り堤防。様々な魚種を狙うことができるため、非常に人気のある釣りスポットだ。

那覇一文字

那覇一文字に降り立ったハイサイ探偵団は、見せたいものがあるというポイントまで移動する。すると巨大な血溜まりが目の前に出現。ハリセンボンなど大量の魚の死骸が散乱し、水溜りの色もひどく変色。そして物凄い汚臭があたりに漂う。

地獄のような光景。

このポイントに何度か訪れたことがあるハイサイ探偵団メンバーも、ここまでひどい惨状になっているのは始めてだという。

そもそもこの血溜まりは何?

実はこれ、生簀でもなんでもなく灯台を立てようとしていた場所。基礎まで工事が進んだものの途中で計画がなくなり、大きな穴だけ残ったのだ。

この大穴は灯台が建つ予定だった。

この大穴に雨などが溜まって、まるで生簀のように水が張ってしまいハリセンボンなどの魚が投げ入れられてしまった。

ハリセンボンというのは釣り人からみると、餌取りの魚として非常に厄介な存在だ。爪切りのような歯で仕掛けを切ってしまい、海に逃がしても同じ魚が何度も仕掛けをダメにしてしまう。

そのような理由で次々と血溜まりに投入されているのではないかと思われる。

血溜まりをキレイにしよう、お掃除開始!

まずは魚の死骸を集めてみるも腐敗臭がすごい。あまりにも強烈な臭いがするため「ガチ吐きそう…」という声がハイサイ探偵団から漏れる。

魚の死骸は海には捨てず持ち帰って処分する。

手作業だけじゃ限界、秘密兵器を導入する

浮いている死骸を一通り処分したらバケツで水を汲みとる。しかし、これだけの量の血溜まりを処理するには人の手だけでは限界がある。そこで秘密兵器である「エンジンポンプ」を用意。これで一気に排出することが可能だ。

秘密兵器「エンジンポンプ」

エンジンポンプで排出を行っている最中も、同時にバケツリレーで血溜まりを汲みとる。水が抜けてくると水面が低くなり腰への負担が爆上がりするので、ひとりが血溜まりの中へおりる。すると足したからボコボコとした感触が伝わる、どうやら魚の死骸が水底にも溜まっているようだ。

足裏から伝わる感触に苦悶の表情を浮かべる。

血溜まり作業を行うと、魚の脂で水を弾く

ある程度作業を続けているとあることに気がついたハイサイ探偵団。魚の死骸から流出した脂が血溜まりのなかに溶け込み、それが皮膚について水を弾いていた。日焼け止めクリームを塗ったときのようだ。

魚の脂により水を弾く。

こうして作業初日はバケツとポンプにより血溜まりを汲み出しているだけで、日没によりタイムアップ。残りの工程は次の日に。

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