モラル皆無の釣り人。死骸だらけの巨大血溜りに成り果てた釣り場がひどい。

2024 シーバス特集

二日目、作業を再開

実は前日、エンジンポンプの調子が悪く、思ったように排出がされなかった。そこでこの日はしっかりと調整を行い、前日よりパワーアップしたエンジンポンプにより血溜まりを排出することができる。

パワーアップしたエンジンポンプ。

エンジンポンプがパワーアップしたことにより、みるみるうちに水が抜けていく。同時に側面いっぱいにへばりついた藻などをヘラで削り落としていく。

藻をヘラで落とすのも大変な作業だ。

地味だけど過酷な作業

このように地道な作業を繰り返す。途中ポンプに藻や魚の骨が詰るので、その都度ゴミを除去をしながら血溜まりを排出。全員で手分けをして側面もキレイに仕上げる。

動画では定点カメラによる早送りがされているが、想像するだけで過酷な作業だ。

そして水がかなり抜けてくると、これ以上ポンプでの排出が難しい。ここからはバケツで地道に水を排出していく。

ここまで水が抜けた!

血溜まりの除去完了!

地道な作業を堅実に続けた結果、水の排出が完了! ちりとりやバケツで薄く張った水を抜きながら、ヘラで側面や底面の汚れを剥がし取るのは腰痛持ちの方がみたら絶望しそうだ。

水の排出は完了!

作業は水を抜いて終わりではない、穴の周りにも魚の血が付着し固まっている場所が所々にある。そういった場所もデッキブラシで磨いてキレイにしていく。

炎天下によりしっかりと固まっている魚の血をキレイにするのは一苦労。

何故そんなものが…血溜まりに沈んでいたモノ

血溜まりを抜いた結果、姿を表したのはマイナスドラバーとナベ…ジンギスカンでもしていたのだろうか。さぞかし美味しかったのであろう「控えめに言ってクズですからね!」と声をあげる。

マイナスドライバーとナベ。

ついに作業完了、見違えるほどキレイに

2日間を掛けて地道に作業を続けた結果、悪臭を放っていた血溜まりがとてもキレイに。大きな穴のまわりにあった固まった魚の血もキレイサッパリだ。

血溜まりビフォー・アフター。

血溜まりの掃除が終わると最後のひと仕上げ、堤防に落ちているゴミを拾い集める。コマセの入っていた袋や釣り糸やハリ、さらに食べ物の包装や空き缶など様々なゴミが集まる。

堤防には様々なゴミが、釣り針と糸は絡み合っている。

釣り糸や針だけでなく、食べ物の放送や空き缶。

釣り人ひとりひとりが意識するだけで状況は改善します。これからも楽しく釣りをするために釣りマナーを向上させましょう。

釣り人が意識するだけで状況は改善します。

今回紹介した動画はこちら

動画では血溜まりになった大穴の地獄のような光景を詳しく見ることが出来ます、釣りマナー向上のためにも動画をチェックしてみてはいかがでしょうか。

モラル皆無…死骸だらけの巨大血溜りを掃除…


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