エリアトラウト入門で買うべきルアー10個を伊藤雄大さんがセレクト「投げて巻くだけで釣れちゃうルアー」

初めてのエリアトラウトフィッシングに向けて、まずは買うべきものがいくつかあるが……1番の悩み所は、ルアーじゃないだろうか。ルアージャンルも多種多様で、カラーの重要性も高い。だが無理を承知で、まず10個買うなら何をオススメするかを、達人たちに伺った。今回は伊藤雄大さんがセレクトした「投げて巻くだけで釣れちゃうルアー(+α)10選」だ。

●文:相原由和

2024 秋エギング特集

今回のルアーセレクト

伊藤「基本は巻くだけでOKです!!(デカミッツを除く)」

「これらのルアーがあれば、幅広いレンジを多彩なスピードで攻略できます」と伊藤さん。なお、スプーンのおすすめカラーは以下のとおり。伊藤「2g以上は高活性魚相手に速めの巻きで使うことが多いため、金メッキベースの派手系が効果的。対して1~2gは常用系で、カラシなどの中間色からやや派手系までを多めに用意する。そして1g以下は、食わせの局面で登場。定番の地味系のほか、差し色の蛍光ピンクやシルバーも活躍します」

フォルテ2.1g(ベルベットアーツ)

フォルテに待望の板厚めモデル2.1gが登場。伊藤「抜群の遠投性能で沖を狙えるほか、速めに巻いても浮きにくいため、高活性魚やボトムの魚を釣るのに有効です!!」

フォルテ 1.8g(ベルベットアーツ)

伊藤「魚を寄せる圧倒的強波動をぜひ体感してほしい。1.8gは釣り場を問わず使えるので特に出番が多い。ウエイトのわりに実はスローな展開も得意だったりします」

フォルテ 0.9g(ベルベットアーツ)

伊藤「“探れるマイクロ”のキャッチコピーどおり、マイクロらしからぬ強い波動を発生します。ブルブル感がロッドに伝わりやすく、マイクロ入門にも最適です」

ハント0.7g(ニュードロワー)

伊藤「食わせの釣りに対応するスモールシルエット。魚の捕食スイッチを入れる振りの強いアクションでバイトを誘います。サイトフィッシングにもおすすめです」

ウッサS(ロデオクラフト)

伊藤「シンキングなので、カウントダウンすれば上から下まで幅広いレンジを通せる。遠投時は飛距離も出しやすく、実はかなりのオールラウンダーだったりします」

エルフィン・シケイダーF(タックルハウス)

伊藤「テールを左右に振っての強めのアクションが武器。スプーンでは攻めきれない沖の表層に魚が溜まっているのを見かけたら、このルアーを投げてみましょう」

ディープクラピー(ラッキークラフト)

伊藤「エリア用クランクベイトのスタンダードともいえる万能モデル。ロングリップ+高浮力の組み合わせにより、表層から中層までを強めの水押しで探れます」

モカDR-SS(ロデオクラフト)

伊藤「ロングリップ+スローシンキング設計で、水深1.5メートル以深まで探れるのが強みです。ナチュラルなアクションを基調とし、スレた魚にも口を使わせやすい」

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Rodiocraft(ロデオクラフト)

ココニョロインジェクションF(九重ルアーズ)

伊藤「表層でボーっとしている魚を釣るのにおすすめ。独特の細長いシルエットで、水中をゆらゆらと漂うように泳ぎます。これが魚のヤル気を呼び起こします」

ティモン・デカミッツドライ(ジャッカル)

伊藤「あちこちでライズがあるときに投入したい。水面で止めておくだけでも突き上げバイトを誘発できます。魚の活性に応じて長めのポーズを取るのもあり」

伊藤雄大さんのプロフィール

伊藤雄大(いとう・ゆうだい)

ベルベットアーツ代表。バリバスフィールドスタッフ。リヴァイブフィールドテスター。686Ambassador。トラウトキング選手権マイスター。

数々の全国区のエリアトーナメントで、表彰台の常連を誇る強さから【絶対王者】の異名を持つプロアングラー。卓越したテクニックと、緻密な理論の組み合わせは説得力の塊。

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