青物だけでなく、GTやタマン用のルアーを製作する「ヤンバルアートクラフト」から、新たなペンシルベイトが登場!2023年12月16、17日に大阪市鶴見区で開催された「ジギングフェスティバル」会場でスタッフが見つけた注目アイテムだ!
●文・写真:山本克典 ●写真提供:ヤンバルアートクラフト ●外部リンク:ヤンバルアートクラフト
ネーミングの由来は「可もなく不可もなく」から。
2024年3月発売予定のペンシルベイト「カフカ」。ネーミングについては小説『変身』で知られるチェコの作家、フランツ・カフカにちなんだものかと思いきや、どうも違うとのこと。ヤンバルアートクラフト代表の堀さんにお話をうかがった。
堀「カフカのネーミングの由来は、見た目もアクションも”可もなく不可もない”からです。こう言うとネガティブな印象を受ける方もいらっしゃるかと思いますが、どんな状況においても安定して性能を発揮でき、初心者でもベテランでも同じようにアクションさせることができる特徴があります。個性がないのが個性、みたいな感じですね(笑)」
堀「とはいえ、優・良・可で言うところの「優」なポイントはちゃんとあって、飛行姿勢がめちゃくちゃいいので飛距離が抜群にいいです。同ジャンルのペンシルの中でも飛距離に関しては明らかに「優」だと思っています」。
割れても浸水しないハイブリッド二重構造ボディー
堀「カフカの特徴は他にもあって、ボディーの素材がウッドでもABS樹脂でもありません。ウッドは自然素材ゆえ個体による重量差や吸水によってアクションが変わります。一方、ABS樹脂は重量を均一化しやすいのですが、魚との激しいやり取りが原因でひび割れが発生し、そこから浸水することがありますよね」
堀「素材的にどちらも一長一短なので、カフカは内部の浮力体とそれを包む硬質ウレタンのハイブリッド二重構造を採用しました。ボディー内部に空気が入る隙間がないのでたとえひびが入っても浸水することがないので、安心して長く使っていただけると思います」。
最初に210mm、重量違いの2タイプをリリース!
堀「テストではオフショアでヒラマサやブリ、ロックショアではイソマグロやGTのキャッチ報告が続いています。まずは210mmを重さ違いで2種類リリース予定で、ヒラマサ用の113gとロックショア用の118〜120gの2タイプです」
堀「ヒラマサ用はボートからのキャスティングになるので、海面に近いところで操作しやすい重さに。逆にロックショア用は高い足場でも動かしやすいように考えて重量を決めました。フックは#4/0を使えるのでGTアングラーの方にも使っていただきたいですね。210mmの次は190mmを発売予定です」。
カフカ210mmスペック
- 全長:210mm
- 重量:ヒラマサ用113g、ロックショア用118〜120g
- 推奨フックサイズ:#4/0
- 価格:6600円予定
- 発売時期:2024年3月予定
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