Fishmanから新たにリリースされる、ビームス インテ7.7UL。ライトバーサタイルロッドの銘打たれるこのモデルは、その名の通り、1本で幅広いライトゲームに対応できるのが特徴だ。フィッシングショーOSAKA 2024の会場で、赤塚代表にその特徴を、直接解説してもらった。
●文:ルアーマガジンソルト編集部
メバルやキジハタ、シーバスまで全国の港湾ゲームを1本で網羅!
ベイトタックルで楽しむライトソルトゲームというコンセプトで展開される「inte」シリーズ。基本は、ソルトベイトフィネスというベースがあるが、これを超越する幅広い用途に対応するモデルが登場。それが、ビームス インテ7.7ULとなる。
Fishmanウェブサイトの解説には「無駄を削ぎ落としFishmanロッドの特性を活かしつつ軽量化。そこに尺メバルと真っ向勝負できる張りを持たせることで、硬いが曲がる魔法のようなブランクスを実現。ライトなリグやプラグを遠くに飛ばし、ついばむような微細なアタリをアングラーに伝え、掛けにいくことも乗せにいくこともできる。それでいてバットは大物とのファイトにも耐えうる強さを持ち合わせている」と明記されている。
【グリップ】
ブランクタッチのリールシートと、小さなアルミフォアグリップをオリジナル形成して感度重視のデザインに。
【グリップエンド】
グリップエンドは肘の内側に収まる長さに設定。可動域が広がり7.7ftながら取り回しも良好。
【ガイド】
細いPEラインでも絡みづらいよう、すべてKガイドで穂先部はシングルフットガイドで極小のものを採用。
【スペック】
- 全 長:234cm(7.7ft)
- 継 数:3ピース
- 仕舞寸法:91cm
- グリップ長:34cm
- 自 重:125g
- 素 材:4軸カーボン
- ガイド:Kガイドチタン+ステン
- ルアーウェイト:2~10g
- ライン:PE0.3~1号
- 価 格:59,800円(税抜)
3月下旬受注開始、2024年夏頃デリバリー予定
では早速、このビームスインテ7.7ULについて、赤塚代表に解説をお願いしよう。
この、ビームスインテ7.7ULは、Fishmanイチオシのモデルの1つです。3月下旬に受注開始で、今年の夏頃にはデリバリー予定です。これは、ライトゲーム用のカテゴリーには入るんですが、コンセプトはアジ、メバル、チニングなど、幅広い用途に対応するバーサタイルモデルとなっています。
メバル用の3g、4gのリグをとにかく遠くへ飛ばしたい、そんなアングラーにとって、このモデルは最良の選択肢となると思います。
バットからティップまで、スムーズに力を伝達。だからライトリグを遠くに飛ばせる
キャストする際に、人間の振り抜く力に対して、バットがしっかりと曲がります。曲がった力が先端へと移行し、最後にティップへと伝わります。このティップが、ムチのようにしなることで、軽量のリグでも驚くほど遠くまで運んでくれる。
この、ブランクスのパワー伝達、曲がりを設計、デザインしたわけですね。特にティップ部分の曲がり方は重要で、単に曲がるのではなく、バットから伝わった力をティップで溜め込み、そして一気に開放することで、より強い力を発生し、ルアーを押し出してくれるんです。
ふいにヒットするシーバスにも、余裕を持って対応できるブランクスのパワー
このビームス インテ7.7ULはスリーピースを採用しています。バット部分は太めの設計で、パワーにも余裕を持たせています。ライトゲーム中に、シーバスがヒットしたとしても、70cm程度であればあわてることなく対応できます。
あと、ティップは実際にバイトがあったときにも、いい仕事をしてくれます。というのも、追従性が非常に高い、しなやかさも持っているので、例えばチニングでボトムを攻めているような状況を想定すると、ルアーを操作しているときは、適度な張りで軽快なルアーアクションを演出できます。
そして、一旦バイトがあると、ティップがしっかりと食い込んでくれるので、ある程度オートマチックにフッキングまで持ち込める。これは、是非体験してもらいたいですね。
ビームス インテ7.7ULの受注開始は3月下旬頃!
いかがだっただろうか? アジやメバル、チニング、そしてシーバスまで、港湾で楽しめるターゲットに幅広く対応するビームスインテ7.7ULの、赤塚代表による解説。さらなる詳細を知りたい場合は、下記Fishmanウェブサイトもチェックしてみてほしい。
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