[控えめに言って神]有孔ボードが最高なんだが? 商用車が「まるで部屋」のように生まれ変わる内装キットがスゴイ。

釣り人をはじめ、アウトドア領域のアクティビティを趣味にしている方に人気の「プロボックス」は、ルアマガプラスでも多数のカスタム車両を紹介してきた。今回はそんなプロボックスのキャンピング内装キットをご紹介。自由度の高い内装なので、釣り者カスタマイズに持って来いだ。

●文:ルアマガプラス編集部

2024 シーバス特集

釣り人やキャンパーから人気の「プロボックス」。

街でよく見かける商用車「プロボックス」は、釣り人やアウトドアを趣味にしている人に注目されている。そこで「なぜ商用車が人気?」と疑問に思う方も多いだろう。

商用車プロボックスは一般的な乗用車と違いは、快適装備や塗装などを省略してコストを抑えつつ、荷物を沢山積める頑丈な作りを採用している。装備の余白は趣味用の車両としてカスタムするためのベース車両としても最適なのだ。

トヨタ自動車の商用バン「プロボックス」。写真引用元:月刊自家用車

釣りをはじめアウトドアアクティビティでは神経質にならずにガンガン使えて、さらに自分好みなカスタムのベース車両としてプロボックスは注目されている。そんな、自分色に染めたプロボックスを道具(釣具)として使いこなしたい。

実は今、キャンピングカーが爆発的に売れている。

釣りブームに続き、今は空前のキャンピングカーブームだ。「キャンピングカー白書2023」によると、2022年の登録台数は前年比+9,000台となり、国内の保有台数は14万5,000台を数えてる。コロナ禍の影響もあるが、車中泊などのくるま旅が安心・快適に楽しめるRVパークが増加したことも大きい。

最近では軽自動車のバンや商用車のバンタイプも人気が高まり、比較的手軽に本格的なキャンピングカーが手に入るようになったのも、キャンピングカー人気を押し上げた理由だ。商用車として扱われていたバンタイプは、カスタムしても150万~200万の予算でクルマを購入できるため、無駄が省かれた商用車のカスタム人気が急上昇中です。

商用車カスタムへの問い合わせが10倍

滋賀県愛知郡愛荘町でオリジナルカスタム・販売を行う株式会社グッドサンでは商用車トヨタプロボックスのキャンピングカスタム人気。秘密は、カスタムしやすい構造と手の届く価格帯。

2021年11月、専門誌に同社のトヨタプロボックスのキャンピングカスタムカーが掲載された。その後問い合わせが10倍、販売数も5倍なった。

同社は一人ですべての作業を行っているため仕事が回らない状態だった。そんな時「キャンピングカーのユーザーさんはDIYをされる方が多い」という統計から、内装部分は組み立て家具のように自ら作ってもらうことによって、増産も可能になると考えた。

DIY内装キットすることで低価格化が可能に

はめ込むだけでベッドと机が出来上がる、トヨタプロボックス専用のキャンピング内装キットを2月14日販売開始。工場でカスタムすれば納品も数か月かかるが、自ら組み立てれば約30分で完成するDIY内装キットにすることで、カスタムカーを低価格で提供することができるのだ。


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