トーナメント志向の強いスプーンブランドとして知られるサウリブから、今までにない強いアピール力を持つスプーン「シャースP]が出るという。強波動を発生するという新作の実力をエグゼクティブテスターでもある髙橋さんが、シャースシリーズも含めて語ってくれた。
●文&写真:石井伸拓
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シャースP(ピー)
2023年12月発売
水押しと水噛み力を強くしたハイアピール系
2023年12月に発売されたばかりのシャースP。表面はフラットな構造で、よく流れを受けて水押し力に優れる。裏面は縁側が折れ曲がっているように盛り上がりがある。このカップが内側へ水を巻き込んで水噛み力も強い。この2つの力によって強い波動を発生!
内側の端の盛り上がりがキモ!
Pは裏面の端っこ部分が盛り上がって厚くなっている。このカップ形状によって水流が後ろへ巻き込まれるように発生。水を強く噛んでくれているのだ。
その他のメリット
①引き抵抗が強い
②立ち上がりが良い
③よく飛ぶ
Pは強波動で魚を寄せる以外にも釣りをする上で良い点がある。まず水噛みの良さが引き抵抗を強くしているので、スプーンを感じ取りやすい。さらに、水をよく噛むので立ち上がりも良い。また、PとFeは4面が一緒のシルエットだけどウエイトバランスが後方重心のため良く飛んでくれる。
シャースP(ピー)
超軽量0.2gが’24年春に登場
超マイクロスプーンの0.2gのPも発売が決定している。軽いがアピール力は半端なく強いため引き抵抗もしっかり。しかも超軽量とは思えないほどの飛距離だという。
シャース
オーソドックスな形状で基本となるスプーン
放流時から使うためのスプーンがコンセプト。水をしっかり切りながら速めに巻けるが、スタンダードなウォブンロールアクションで動いてくれる。立ち泳ぎさせればロールも出せるなど、長く使い続けるスプーンになっている。
シャース ダウンサイジング
アピールを少し抑えた細身ボディで速巻きも得意
基本となるシャースの次に強い動きのPで活性をチェック。それでダメならアピールを抑えた細身ボディのダウンサイジングを使用。シルエットも小さいので喰いやすく立ち泳ぎでロールさせられるので低活性の魚にも効く。
シャースWe(ウィー)
巻き下げが有効で流れの中でもアクション!
川の流れでもしっかりと泳いでキビキビとしたアクションが可能なWe。横からの流れにも対応して一定の動きを崩さない。さらに、あまり流れがないポンドでも落ちていくものに反応する魚にはWeの巻き下げが有効なテクニックになる。
シャースFe(フィー)
反応がない居着きにどロールで最終喰わせ
ロールが強いFeは、アピールを抑えて喰わせに全振りしたスプーン。形は少し流線形のためピッチ自体は速め。魚を寄せるより、何かに寄り添っている居着きトラウトなどへ最終的に喰わせていくためのスプーンだ。
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