名作ハイブリットクランク復活!バルサ製のキレとABSの安定クオリティを両立!

ジャッカルの名作クランクベイトが2024年に復活!バルサ素材が持つ高い浮力と、ABSフレームによる高い精度が融和した理想的なクランクベイト『ジェロニモ』シリーズより、コンパクトボディの『ジェロニモチコ』が現代に蘇る!

●文:ルアマガプラス編集部

2024 シーバス特集

クランクベイトの素材

現代においても、ことクランクベイトに関して言えばその素材の違いは話題の登る。

大量生産に適した一般的なプラグ素材「ABS」は製品としてのばらつきが少なく、強度といった仕様面において優れていることが多い。しかしその一方で、天然素材、多くの場合「バルサ材」と呼ばれる比重の軽い木材を使用したクランクベイトはその材質特性が故に圧倒的なアクションの「キレ」が武器であり、ABSで作られるクランクベイトとはアクションに差が生じやすかった。もちろんバルサにデメリットがないわけではなく、天然素材がゆえのばらつきや、強度面における不安、コスト等、多くのアングラーがABS製品を選びたくなる点は多々見受けられるのである。

異なる素材を組み合わせることによる新たな世界

そんなABSとバルサの良い点をかけ合わせる形で開発されたのが、ジャッカル往年の名作「ジェロニモ」シリーズだ。

ABS整形されたリップ、アイ、ウエイトを擁する「アックスフレーム」と呼ばれるパーツを、バルサボディにドッキング。

高い浮力、精度、強度を一変にクリアすることに成功しているのである。

もちろん、バルサ素材オンリーのルアーに比べて、価格をぐっと抑えることにも成功し、「ジェロニモ」シリーズは多くのアングラーを歓喜させていたのである。

チコ&チコDRが復刻!

そんなジェロニモシリーズのコンパクトボデイモデル『ジェロニモチコ&ジェロニモチコDR』が2024年に復刻決定!

アックスフレームによる高精度&高強度はそのままに、バルバボディによるキレのあるアクションや交付力による障害物回避性能が、タフな現代バスフィッシングにおける大きな武器となることは間違いないだろう。

チコは約1.5m、チコDRは約2.0mを潜行深度としており、岸釣りボート釣り問わず活躍の幅は広いはず。

バルサの木目を活かしたカラーがあるのも魅力的だ。


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