最強じゃなくて最速の『釣り糸の結び方』はどれだ!?ノット6種類のスピードを比較!

日々釣人を悩ませる?釣り糸の結び『ノット』。せっかく魚を掛けたのに、ファイト中にノットがスっぽ抜けた…なんてことにならにように、結び方には気をつけたいものだ。しかしいくら強いノットでも時間がかかっていては、極端な話、釣りをする時間が減ってしまう。そこで今回は主要なノット6種類の結びスピードに関して調べてみた。

●文:ルアマガプラス編集部

2024 新製品情報

検証するノットは6種類

  • ハングマンズノット
  • クリンチノット
  • ユニノット
  • パロマーノット
  • フリーノット
  • イモムシノット

ハングマンズノット

ハングマンズノット

まずはハングマンズノットから結びスピード検証。10秒台での結束が2回とスピーディーな結びが出来ていることがよく分かる。ハングマンズノットの結束平均時間は19.9秒。ルアーチェンジの回数が多いほど結束時間が短いほうが釣りをする時間が増えるので結束スピードは重要だ。

クリンチノット

クリンチノット

次にクリンチノット。10秒台での結束フィニッシュは1回だが、20秒台前半での安定したスピード感があるのが見て取れる。フィールドでの実用性には問題ない結びスピードだ。クリンチノットの平均結束時間は21.3秒。

ユニノット

ユニノット

続いてユニノット。10秒台での結束フィニッシュは1回に、20秒台前半での結束フィニッシュは4回とユニノットも安定した結びスピードだ。ユニノットの平均結束時間は22.7秒。

パロマーノット

パロマーノット

そしてパロマーノット、1回を除いて10秒台の結束フィニッシュ。1回だけ20秒をこえてしまったとき、結び手に何が合ったのでしょうか。とはいえパロマーノットは平均16.7秒と好成績をマーク。

フリーノット

フリーノット

フリーノットは1度だけ20秒台での結束をした以外はすべて枠外の結びスピード。フリーノットの平均結束時間は34.6秒とスピード感に劣る。しかし、フリーノット特有の結び目から先がループになる結束が活きる場面であれば、これくらいの時間であれば問題はない。

イモムシノット

イモムシノット

なんということでしょう、イモムシノットは試行5回すべてのグラフが枠外に。これではグラフの意味を成していません! イモムシノットの平均結束時間は98秒と大変な手間がかかっていることがよくわかります。

6種ノット別、結束スピード比較まとめ

6種ノット比較まとめ

各ノットの結束スピードを施行5回の平均値を求めた結果がは以下の通りとなりました。最速はパロマーノットでハングマンズノット、クリンチノット、ユニノットに関しては好きなノットを利用したら良いと思います。フリーノット、イモムシノット関してはスピードの点では劣るものの、必要な状況に応じてノットを組むのが良いだろう。

各ノットの平均値まとめ

ノット平均値
ハングマンズノット19.9秒
クリンチノット21.3秒
ユニノット22.7秒
パロマーノット16.7秒
フリーノット34.6秒
イモムシノット98.0秒
〈次のページは…〉各ノット解説の動画はコチラ

※本記事は”ルアマガプラス”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。