先日アメリカで行われたバスフィッシングの大会「バスマスタークラシック」は、バス釣り発祥の地にて行われる最高峰の試合。優れた戦績を持つ選手のみが参加を許される究極のトーナメントだ。そんな試合で優勝したタックルにはやはり注目したいもの。そして今回バスマスタークラシックを制したジャスティンハムナー選手が使っていたルアーは、日本生まれのルアーだった!?(photo by B.A.S.S.)
●文:ルアマガプラス編集部
ジャークベイトの使い手が選んだもの
バスマスタークラシック開催中の3日間を常にトップウェイトで走りきり、完勝と呼ぶにふさわしい勝利を収めたジャスティン・ハムナー選手。
彼がメインに据えたルアーは自信の得意ルアーでもあるジャークベイトだった。
写真をよく見てみると…
どちらも我々日本のアングラーには見慣れたルアーだ。
ハードコアミノーフラット110SP(デュエル)
まずはひとつめ。
こちらはデュエルの『ハードコアミノーフラット110SP』。
その名の通り、フラット面が特徴的なルアーで、強烈なフラッシングが武器。
ジャーク時の明滅で誘い、ステイで口を使わせるサスペンド設定だが、もちろんただ巻きにも対応。
水深1~1.5m付近を狙いやすい潜行レンジ設定となっている。
ニューマグネット重心移動システムを採用しており、キャスタビリティも抜群!
ニンジャこと千藤卓さんが監修している。
ワンテン+1(メガバス)
2つめはコチラ。
メガバスの『ワンテン+1』。
キングオブジャークベイトとして、アメリカのほとんどのトーナメンターが使っているとも言われる名作『ヴィジョン ワンテン』のロングビルVerだ。
あらゆる面で優れるワンテンをベースに、少し深い水深1.8mの攻略を念頭に開発。
リップがいわゆるロングビルミノー的な設計となっており、キャスタビリティはオリジナル以上! その一方、考え抜かれたリップ形状により、水圧のかかる深いレンジにおいてもダートアクションはワンテンそのものとなっている。
手掛けたのはメガバスCEOの伊東由樹さんだ。
日本生まれのルアーが大活躍!
実はこれらのルアーはどちらも日本生まれ!
デュエルは1967年創業の福岡県のメーカーで、メガバスは1986年創業の静岡県のメーカーだ。
アメリカ生まれのバスフィッシングの、その最高峰の戦いの場で、日本生まれのルアーが勝利をもたらす。
日本人アングラーとしてなんとも誇らしいではないか。
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