某Amazonでは様々な釣具を購入することができる。なかでも海外メーカーの製品が個人的には面白く、日本メーカーの丸パクリから個性派まで、よりどりみどりとなっている。今回はその中でも記者的にひと際目を引いた総ピンクタックルを購入。ピンクまみれの不審者ギリギリインプレッションだ。
●文:ルアマガプラス編集部
総ピンクのタックルって珍しくない!?
記者は無類のピンク好き。
フィッシュマンの初代ビームスがまだハンドメイドだった時代に、ピンクブランクスを特注したくらいにピンク好きです。
とはいえ普通に釣りをする際には普通の色のタックルも使っているのですが、あるじゃないですか。たまに一風変わったタックルで釣りをしたくなること(ない?)
記者の場合、バスの管釣りが好きということもあって、ことさらそうなる傾向が強いんです。
これまでにもエリアトラウト用のスピニングロッドをスパイラルガイドのベイトフィネスロッドにして遊んだり、カッコいいスピンキャストリールを使ってみたり、手削りグリップ&改造ブランクスのトップウォーターロッドを作ってみたりと、色々と遊んできました。
そんな折に、Amazonで見かけたのがこれらのタックル。
ベイトリールとロッド、どちらも可愛らしいピンクなのです!
しかも安い!
実はピンクのロッドは先に挙げたビームスの他にも2~3本あるのですが、リールもこんなにピンクなのは珍しいし当然持ってはいないため、購入してみることにしたわけです。
せっかくなのでロッドもあわせて注文で、総ピンクタックル!
当然使うときは服装もピンクにしなければ!
ロッドはいい感じ?リールはでかい!
アマゾンさんの割にはわりと時間がかかって到着しましたピンクちゃん。
はるばる中国からこんな感じの包装でやってきました。
早速テストに出かけます。
みんな大好き釣りパラダイスさんにお邪魔して開封です。
まずはロッド。
HAUT TONというメーカーの「マカロン」というロッドのようです。
1.5mのULロッドで、対応ルアーウエイトは2~7gとのこと。ベイトフィネス的なロッドのようです。
Amazonの説明によると「30°上下ガタツキのタフさをそのままに、多層カーボンクロスクロス縦ローリングにより、ロッドのガタツキやねじれを軽減」とのことで、補強もされたしっかりとしたブランクスを使っているようです。
リールシートとグリップはこんな感じ。
フロントフードのメタルパーツがいい色ですね。
ベイトフィネス的なロッドのためか、グリップはかなり短め。
一応、フックハンガーもついています。
ガイドリングはなぜかオーロラに輝いていました。
一応チタンみたいです。
続いてリールです。
HAUT TONのマカロン MA200です。
なかなか良いピンクです。
重量は221gオーバーということで、ベイトフィネスっぽいロッドに乗せることを考えると…。
でも大きいなりには機能もしっかりしているようで、ギア比は7.2の国内ハイギアベイトリール相当。
ボールベアリングも5個入りです。
ギアは真鍮製らしいので、強度やタフネス的には期待できそうです。ただベイトフィネスっぽいロッドに乗せることを考えると…(2回目)
気になるブレーキシステムはマグネット方式。
10個のマグネットが入っておりました。
外部ダイヤルの調整で、このマグネットがはめ込まれたパーツがスライドすることでスプールとの距離を調整し、ブレーキのかかり具合が変わるシステムです。
マグネットの個数も多いので、これは良さげです。
問題?なのがスプール。
このスプール…深い!
14ポンドラインでもたっぷり巻けそうな大容量スペックです。
何度も言いますがベイトフィネス的なロッドに乗せることを考えると…(しつこい)
8ポンドラインを150m巻きましたがこのあまりよう!下巻きをまきましょう(笑)。
実際に使ってみると…!?
というわけでラインも巻きましたので実際に使ってみました。
脅威のピンクコーデにルアマガプラスO木もドン引き!?
でも性能はびっくりするぐらい普通(いい意味)。
1/4ozくらいのルアーを投げるのにちょうどいい感じのロッドですね。
UL表記に偽りなし。
少しソリッドロッド感のある曲げ心地でしたが張りはそこそこある感じです。
でもポッパーのポッピングはしにくかったかも…。
短い上によく曲がるのでフリップキャストはしやすかったです。
それから曲がるロッドのキャストになれていないと、上手く投げられないかもです。
リールもデカいことを除くと普通に良さげです。
ガッチリしていて頑丈そうですし、巻きもスルスル。
予想通りブレーキもしっかり効いてくれていました。
新しくなったグリフォンでバスも釣らせてくれましたよ
まとめ:買いなのか否か!?
もうちょっと竿にコシが欲しいかなぁとは思いました。
曲がりすぎてバレる感じです。
とはいえ、そのハラハラファイトが楽しめるロッドとも言えると思います。
小さいプラグを使ってバスと戯れる。
そんな表現がぴったりだと思います。
さてトータル7000円を切るタックルセットなわけですが、果たして買いなのか!?
ズバリ!
7000円で遊ぼう!という人にはおすすめです。
というか、遊びにならないほど普通に使えてびっくりするかもですが。
ちなみに今回記者がかったセットのバランスは最悪だと思います(笑)。
本末転倒ではありますが、マカロンロッドを使うなら小さいいわゆるベイトフィネス機を使うのが間違いないと思います。
ベイトリールのMA200もMHクラス以上のもっとガチなロッドと組み合わせた方がその性能を十分に発揮できるのではないかと思います。
いずれにしてもこれらのタックルを使うメリットは「可愛さ」。
そんなにガチガチにスペックをもとめてもしょうがないのです。
安いですしね。
ちなみにピンク以外にもカラーがあるので、色々とみてみてください(笑)。
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