【みんな使っている定番i字系10選】使いこなすとカッコいい!?『i字系』ルアーを解説!

バスが反応するあらゆる刺激が研究しつくされ、一周して行き着いたと思ったその先にあったのがi字系。動かさずに動かして生まれるとんちのような刺激。バス釣りが永遠に完成されない遊びだと理解できるルアーだ。達人感のあるルアーなので使いこなせるとカッコいい…!?

●文:ルアマガプラス編集部

2024 シーバス特集

動かさないように動かすリアル

トラファルガー7(ティムコ)

動くことでバスを誘うルアーの前提の逆をいく動かないルアー。

ワームでの釣り方をトップウォーターのハードルアーにも転用、i字系とは当時流行していたS字系ビッグベイトに呼応する名称で、近年確立されたジャンルだ。

メインの使い方は以前からあったあえて動かさない「ほっとけ」や「デッドスティッキング」ではなくただ巻きだが、水を切ることによる微かな波紋でアピールするので、動かないように静かに動かす「棒引き」や「i字引き」と呼ばれる特殊な巻き方になる。
アピール力はかなり弱く、クリアウォーターのフィールド向きで、バスからの視線と水を切る動きから細長い小魚のフォルムをしていることが多い。

使い所ワンポイント

いつ?:春~秋
どこで?:クリアな水質/静かな水面
どうやって?:棒引き、ほっとけ(水面放置)など
水押し:すごく弱い

「i字系」を使うために覚えておきたいこと

特徴

細長い形状
ルアー自体が動かず水を切るためにパーツや極端な凹凸はなく細長いシンプルなボディ。7 ~ 9 ㎝のサイズ感も含め、小魚っぽいデ
ザインが多い。

カラー
捕食対象となるワカサギやオイカワなど、ベイトフィッシュ系のカラーが豊富だが、釣り人からの視認性を高めるために背中に蛍光シールを貼る人も多い。

ジョイント
ルアーを追ってきても口を使わないスレたバスに、止めた時の自発的なナチュラルアクションで最後のひと押しをさせるジョイントタイプも存在する。

ティンセル
直進動作の安定とバスにアピールする視覚効果としてテールには浮力の高いティンセル(キラキラした繊維素材)などがセットされていることが多い。

動きのイメージ

動きはi字、引き波はV字
ルアーが水面を直線的に動くことから命名されたように、i字を書くが、引き波はV字になる。ルアーに無駄な挙動を起こさないように巻くのが基本で、もともとはワームでやっていたが、フックのセッティングなどがシビアだった経緯があり、ハードルアー化したことで使いやすさは向上している。前提は巻きだが、止めたままで風や波など自然の流れに乗せて狙ったスポットに送り込む上級テクニックも存在する。

得意なシチュエーション

静かな水面
微かな波紋なので、それを打ち消すような強く波立った水面ではアピールできない。さざ波程度であれば逆にダマしやすくなることも。

クリアウォーター
山上湖で生まれて発展してきたルアーなので、透明な水質のフィールドとの相性は抜群。形状やカラーも見られることを意識してデザインされている。

最適なタックル

i字引きがしやすい繊細なスピニング
軽くて飛距離が出にくいので、スピニングタックルが使いやすい。ローギアのリールで巻くよりもハイギアの方がスピード調整はしやすいだろう。

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