魚を3Dスキャンってヤリ過ぎ!?究極のリアルを追求したニジマス型ルアーが不気味なほど凄かった

ルアーフィッシングに使う「ルアー」におけるひとつの目標地点として、いかに「エサ」に近づけるか、という考え方がある。それは例えば動きであったり、味や匂いであったり、見た目であったり…。アプローチはいくつもあるわけだが、そのすべてを盛り込んだ究極のルアーがあった。

●文:ルアマガプラス編集部

4DラインスルーパルステールトラウトSS(サベージギア)

「ヤバい」ルアーをいくつも展開しているサベージギアが生み出した究極的なルアー。

それが『4DラインスルーパルステールトラウトSS』だ。

ルアータイプはいわゆるソフトボディのスイムベイトで、本物のニジマスを3Dスキャンして作られたそのビジュアルはまさに本物そっくりだ。

また、塗装にも3Dプリンターを使用することで、カラーリングにおいても本物のニジマスを再現することに成功している。

リアルなのはビジュアルだけではない

見た目が本物に似ているだけでは終わらないのが「サベージギア」のヤバいところ。

なんと生物的な存在感を再現するために、アミノ酸や脂質、タンパク質を組み合わせた匂いも付いているというから驚きだ。

そしてルアーとして大切な要素であるアクション。

この点においてもサベージギア独自の工夫がなされている。

それが本物そっくりの泳ぎを再現する「パルステール」と呼ばれるテールデザインだ。

まるで本物のニジマスのように無防備に泳ぎ、発生する波動(水の撹拌)も本物の魚が出しているものを再現しているというのだ。

ビジュアル、匂い、そして泳ぎ。

あらゆる面で本物に近づけた、ルアーの究極系のひとつと言えるだろう。

釣獲性能も折り紙付き

数々の巨大魚ハンティング用ルアーを開発してきたサベージギアなだけあって、フックシステムも秀逸だ。

それが名前にもある「ラインスルー」構造。

ルアーの頭部からラインを通し、フックに直接結びつけることで、魚がヒットするとルアーとフックが独立し、魚が暴れまわってもフックがボディの重量によって振り回される危険が減り、バラシの軽減に大いに貢献するのである。

また、フックはボディ上下どちらにもセットすることが可能なため、泳がせたいレンジやストラクチャーの有無などに応じて自在に使い分けることも可能となっている。

また、テールには自在なカスタムに対応するホールが設けられており、ラトルチューブやウエイトの追加などが容易であり、拡張性も高くなっているのだ。


※本記事は”ルアマガプラス”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。