普段飲んでただ捨てているアルミ缶を溶かして、釣った魚を捌くために必須アイテムである包丁にリメイクするハイサイ探偵団のDIY動画をご紹介。ただ捨てるだけだと「もったいない」という精神は我々も見習わなければいけません。それでは新年一発目のハイサイ探偵団の動画紹介記事をお楽しみください!
●文:ルアマガプラス編集部
ハイサイ探偵団(はいさい・たんていだん)
視聴者からの依頼を調査するというコンセプトでチャンネルをスタートさせるが、釣りやアウトドア、料理などメンバーが楽しめる企画を中心に沖縄で活躍。ハイサイ探偵団の詳細は、下記アイコンからチェック!
アルミ缶を溶かして包丁を作ろう!
普段ただ飲んで捨てているだけでのアルミ缶を溶かして包丁を作ろう! という企画。アルミニウムの融点は660℃と金属のなかでも低く、割と加工がしやすい。
アルミ缶包丁の自作に必要な材料
アルミ缶を溶かして包丁を自作するにあたって必要な材料はこちら。
- 厚いガラス瓶
- 木炭
- ステンレストレイ
- 七輪
材料が揃ったら作業開始!
七輪に木炭と瓶をセットしたら、アルミ缶を投入しやすいようコンパクトに潰していく。ただ踏み潰すだけだと瓶に入らなくなってしまうので、入れ口を計算してハンマーなどで潰す。
作業を進めていると七輪から「パリンッ」と不気味な音が響く。恐る恐る瓶を持ち上げてみると底の部分が割れてしまっている! どうやら熱に耐えられず破損してしまったようだ。代替として金属製の入れ物を使用することに。
アルミ缶を溶かしていく
七輪は送風機を使用して木炭を常時加熱。そこへアルミ缶を投入すると「ジュー」と音を立てて溶け出した。そのまま溶けたらアルミ缶を追加する作業を繰り返す。
するとここで悲報。アルミを溶かし溜めていた鍋(?)が高火力に耐えられず穴が空いてしまった。そこから漏れ出したアルミは七輪から「はぐれメタル」のように投げれ落ちてしまった。
秘密兵器投入
これ以上底が抜けないよう鉄の水道パイプを使用して再挑戦。アルミ缶を再度溶かしていく。
この「鉄の水道パイプ」が大正解で底が抜けることなくアルミ缶をどんどん溶かしていく。
アルミを型に流し込む
アルミ缶を溶かしつづけ、ある程度の量が確保できたら型に流し込んでいく。ちなみにステンレストレイは容積が多すぎたため、自作の型をレンガと木材を使用して急遽作成した。
型に流し込んだアルミがある程度固まったら水で冷やす。
固まったアルミを整形する
ブロック状に固まったアルミが冷えたら包丁の形に整形する。ある程度形を整えると「ナタ」の形状に…。急遽予定を変更し、ナタを作ることに!
予定変更、ナタを作る!
アルミから包丁を切り出していると見た目が完全にナタになってしまったので、ナタ作りとして作業再開。刃になる部分を削って整えていく。
ついに完成した「ナタ」
刃の形を削って削って整えていくと、ついにナタが完成!
角材を試し切りするとアルミ缶だったとは思えないほどの切れ味。ハンマーで叩くと角材に食い込み、再度叩くと破片が弾き飛ぶ。
ナタを作るのに要したアルミ缶は50個以上。アルミ缶の大量廃棄の予定がある方はぜひ試してみてはいかがでしょうか!
※本記事は”ルアマガプラス”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。