水面のギラツキを抑えて釣りがしやすくなるし、運転も快適になる「偏光サングラス」。高機能なだけでなく、ファッション的な観点においても優れているものは多くリリースされている。そしてお値段もそれなりのものになってくるとなれば、できるだけ長く使いたいというのが人の性。それでは偏光サングラスを大切に使うにはどうしたらいいのか?心臓部とも言える「レンズ」を長持ちさせるための心得を、偏光レンズメーカー「タレックス」の薮下さんに聞いてみよう。
●文:ルアマガプラス編集部
長持ちさせるために大切なことは?
日常でも使うのが一番
今まで、ユーザーさんの偏光グラスを数多くメンテナンスしてきましたが、傾向として、たまにしか使わない人より頻繁に使っている人の偏光グラスの方が、状態が良いことが多いです。
というのも、人は寒いときは暖房の効いた部屋にいるし、暑いときはクーラーが効いた部屋にいますよね。家でも車でも人がいる環境は一年を通して適温適湿だからです。
良くないのは人がいない環境での保管。
車のトランクとか、地下ガレージのタックルボックスの中とかクローゼット内もあまり良くないです。
いずれも空気の循環がないので湿度も高くなりがちです。
プラスチック製品の傷む一番の原因は湿度だと覚えておいてください。
毎日は使わない、という人にお願いしたいのは、せめて次に使うまでサングラスケースから出しておいてください。乾燥によって良い状態をキープできると思います
レンズが汚れてしまったらどうすれば?
水がなければお茶で洗い流して!
藪漕ぎで泥がついたり、黄砂や花粉、海では潮水が乾いた塩分など、レンズが汚れることはよくあります。
洗い流すのが大切ですが、近くに水道なんてない、という場合はペットボトルのお茶でもいいので、それをかけてから付属のレンズクロスで拭いてください。
洗い流さずに拭くのと比べるとレンズ表面へのダメージは全然違いますよ
コチラもオススメ!
タレックスの曇り止めクロス。メガネを拭くためのマイクロファイバークロスの素材に曇り止め成分を染み込ませている。使用後必ず付属の袋に閉まえば繰り返し300回使えるとのこと。
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