関西から日本海側を中心に盛り上がるを見せる「イカメタル」。独特なアタリやゲーム性は多くのルアーアングラーを虜にし、近年はブームの真っ只中にある。そんなイカメタルゲームに軽さと感度、そして操作性を求めたハイスタンダードモデルとして昨年リリースされたのが「エメラルダスAIR イカメタル」。そんな同シリーズに追加された、超ショートレングスモデル2機種を紹介しよう。
●文:ルアマガプラス編集部
繊細な操作を可能にするショートレングス!
軽さを徹底的に追求したイカメタルのハイスタンダードモデル「エメラルダスAIRイカメタル」により繊細かつテクニカルな誘いを実現する個性的な2機種が追加される。それぞれのモデルのコンセプトやスペックなど、詳細を見ていこう。
スーパーショート“掛け”コンセプト「K410LB-S」
一つはDAIWAのイカメタルロッドではかつてないレングスの4ft10inに設定されたIM K410LB-S。ショートレングスで操作性を上げ、数cm単位でスッテをキビキビ動かすような繊細な操作を実現する。
【エメラルダスAIR IM K410LB-S】
ロッドワークで積極的に誘いアタリを捉えて掛けていく、スーパーショート「掛け」コンセプトのモデル。DAIWAのイカメタルフィールドテスターである岩城透さんが、イカメタルブームの黎明期から提唱してきた「掛け」コンセプトをエメラルダスAIRに落とし込んだ意欲作だ。4ft10inという思い切ったショートレングスならではの、仕掛け操作のダイレクト感はエキスパートも魅了する。技巧派のアングラー好みの1本に仕上がっている。
- 全長(m):1.47
- 継数:2
- 仕舞寸法(cm):108
- 自重(g):67
- スッテサイズ(g)/(号):30~115/8~30
- 適合PEライン(号):0.4~1.0
- メーカー希望本体価格(円):49,500
パワー系“掛け”コンセプト「K510MLB-S」
もう一本のIM K510MLB-Sは、MLクラスの強めの5ft10in。水深100m近くまで沈めた重めのスッテを切れよく動かし、やる気のないイカをも誘い出し、バイトにまで持ち込むために開発されたショートレングスモデルだ。
【エメラルダスAIR IM K510MLB-S】
岩城透さんが得意とする「掛け」コンセプトを具現化したモデルがこのK510MLB-Sだ。MLが持つパワーと「掛け」コンセプトならではの、イカを積極的に誘い、反応を捉える調子が1本に融合しているのが最大の特徴と言える。また、重量級スッテの操作性の高さは秀逸で、攻撃的なスタイルを好むアングラーに最適な機種だ。
- 全長(m):1.78
- 継数:2
- 仕舞寸法(cm):93
- 自重(g):70
- スッテサイズ(g)/(号):40~150/10~40
- 適合PEライン(号):0.4~1.0
- メーカー希望本体価格(円):50,500
なぜショートレングスなのか? それは今まで釣れなかったイカを獲るため!
既存のエメラルダスAIRイカメタルのレングスは6ft台が中心。対して追加機種はショートレングス。監修したテスターの岩城透さんにはこんな狙いがある。
「イカはやる気がなくてもスッテの周りをウロウロしている」。このやる気のないイカをIM K410LB-SとIM K510MLB-Sでスッテをキビキビ動かし、イカのスイッチを入れて手を出させる。つまり今まで釣れなかったイカが獲れるということだ。
両アイテムともK(掛け調子)モデルでショートレングスだからより高感度。イカのアタリを感じてかけるメタルスッテの醍醐味が満喫できる。
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