ジョイントボディ&テールプロップを装備したデュエルのウェイクライダー。このルアーの特徴は、誰でも簡単に使えてよく釣れること。ウェイクライダーはどのようにして生まれたのか?その特徴は?そしてアクションとは…!?
●文:ルアマガプラス編集部
これひとつでなんでもこなせる万能ウエイク
ボディに独自のレンズフィニッシュを搭載したL – バスシリーズに、水面ノイジーのウェイクライダーが仲間入り。
ウェイクライダーはもともとハードコアシリーズのノイズィーというルアーをもとにしており、これをさらにブラッシュアップして再登場した。
ノイズィーはセンドウタカシさんがプロデュースを担当し、国内のあらゆるフィールド、そして海外はアメリカのレイクオキチョビなどでもテストを繰り返してリリースされた。
L – バスシリーズとして生まれ変わるということで、各部の設計を見直した。
金属製だったプロップは、ウェイクライダーでは樹脂ペラを採用している。
金属製ペラは独特のサウンドやフラッシングなどメリットも多いが、ミスキャストなどで護岸や岩、木に当たったときに変形して本来の性能が出せなくなることもある。曲がっても手で曲げて修復できるが、金属疲労で折れてしまうということも。ウェイクライダーのプロップは、プラスチックではもっとも衝撃に強いポリカーボネートを使用。護岸に100回ぶつけるなどの強度テストを行なったところ、スリ傷は付くものの、折れ・カケ・ヒビはなく、十分な強度を得られている。
ラインナップは85Fと105Fの2サイズ。
105Fをスタンダードモデルとして、シルエットを下げたい場合は85Fをチョイス。85Fは小型版ではなくショートモデル化されたものなので、使用感や集魚力はそのままだ。どちらもM〜MHのベイトタックルで同じように扱うことができる。
アクションの特徴は、バズベイト並の高速リトリーブから、ピンスポットでの移動距離を抑えたネチネチした攻めまで、幅広い使い方ができること。ボディをジョイントにすることで多彩なアクションを加えることができ、一点でのドッグウォーク、トゥイッチ・ジャーク、デッドスティッキング、ロングストロークジャークなど、攻め方はさまざまだ。ルアーをローテーションせずに、1つのルアーでいろいろなアクションがこなせるので、短い朝夕のマズメを効率良く釣ることができるのだ。
ウェイクライダーが釣れるシーズン
ウェイクライダーは春から秋まで、長いシーズン活躍する。高活性のときは激しく動かし、水温が下がる時期は移動距離を抑えて優しめに誘えばOK。目安となる水温は10度で、これを下回るとさすがにトップで出すのは難しくなってくる。
オープンウォーターなどの広大なエリアを素早くサーチしたければただ巻き、オーバーハングやカバー際を攻めたければ一点首振り、流れ込みなどではデッドスティッキングやドリフトも効果的だ。アングラーがルアーを操作し、水面までバイトを引き出すというトップウォーターの楽しさが詰まったルアー、それがウェイクライダーだ。
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