「69は釣っとるけど70は超えられんよね」ロクマルのブラックバス実績のあるビッグベイト集。

ロクマルをその手にするには、釣り人側のテクニックも必須だけど、やっぱりルアーパワーも超大事! ってことで、ロクマル捕獲実績ルアーを達人たちに聞いてみた! マル秘ルアーも盛りだくさん! 使いこなせるかはアナタ次第!?

●文:ルアマガプラス編集部

2024 シーバス特集

profile

奥田 学(おくだ・まなぶ)
レジェンドでかバスハンターとしての経験を自らのブランド、シグナルに落とし込む。

サタン島田(さたん・しまだ)
ジャイアントベイトを駆使し、圧倒的なでかバス捕獲率を誇る池原ダムの番人。

平岩孝典(ひらいわ・たかのり)
独自の感性で、和歌山のバス釣りを全国区にしたメーカー、ガンクラフト代表。

折金一樹(おりかね・かずき)
ホームの房総リザーバーで培ったテクニックはボーダレス。ダイワ、O.S.Pプロスタッフ。

並木敏成(なみき・としなり)
アメリカのバスシーンにおけるサムライトーナメンターのアイコン的存在。O.S.P代表。

三原直之(みはら・なおゆき)
スタイル不問のストロングスタイルを貫く。イマカツ内に独自ブランド、ワザモノを設立。

小森嗣彦(こもり・つぐひこ)
勝つための釣りを磨き続け、最強トーナメンターとして現役にこだわる。

ビッグベイト

アーマジョイント190SF(シマノ)

飛距離と動きを別次元に導く新機構ジョイント
「出てまだ2、3年かな。シマノの動画を見てくれれば分かるけど、ロクマルも釣ってる。使い方としてはプリスポーンのドッグウォーク。280でも釣ってるけど大きい方のがでかいのが釣れるっていう印象はないかな。同じくらい釣れるよ」
DATE:2020年頃
LAKE:琵琶湖
LENGTH:63cm
WEGHT:5000g超

ジョインテッドクロー178(ガンクラフト)

底なしの釣れる要素を持つ元祖S字系
「確実に何本か釣ってるけど、なぜかどれも印象には残ってないな(笑)。ガンちゃん(平岩孝典さん)とは昔から仲良くて、ジョイクロはプロトから使ってたわ。製品版が出て次の年からロクマルをけっこう釣ってるよ」
DATE:2005年頃
LAKE:池原ダム
LENGTH:60cm超

「ジョイクロで初めてロクマルを釣ったのは、なんかボーっとしてたときですね(笑)。プライベートで知り合いと釣ってて、なんとなく投げたら釣れたという。スポーニングしたくて入ってきたバスかな。見えなかったけど、もう普通にただ巻きでした」
DATE:2004年5月頃
LAKE:琵琶湖
LENGTH:62cmくらい

ブラックデュラゴン(シグナル)

視覚効果とアクションでメモリアルフィッシュを捕獲
「琵琶湖の北湖、水深3mのロックエリア。デッドスローで岩に当ててくリッピングのリアクション。プリスポーンやろね。この釣り方だとロクマルは相当釣ってるね。ビッグベイトでスーパースローアクション。釣れる要素が揃っとるよね」
DATE:2013年4月頃
LAKE:琵琶湖
LENGTH:69cm
WEGHT:7450g

ブッチャー(シグナル)

自在に調整できるハイフロートで適材適所を撃つ
「基本はドッグウォーク。もうデビューして10年くらいだけど、当時はウエイト貼ってサスペンドがスローシンキングにして水中ドッグウォークで釣ってた。ブラックデュラゴンとかと一緒でプリスポーン狙い。69は釣っとるけど70は超えられんよね」
DATE:2015年頃
LAKE:琵琶湖
LENGTH:69cm
WEGHT:5000g超

バルバトス(アダスタ)

強さで濁りを攻略して足元で食わせる
「バラムはどちらかといえば弱波動系。強波動で攻めたいならバルバトス。いってみればグライドベイトのレベルやな。そのときはちょっと濁りが入ってて、バルバトスでグイッと寄せて最後はエイトトラップ。ゴープロで撮った動画は残ってるよ」
DATE:2022年4月26日
LAKE:池原ダム 
LENGTH:61cm

MSスラマー(MSスラマー)

ジョイントが叩く音ででかバスを誘うビッグベイト
「15とか20年くらい前によく使ってた。送ったヤツ(写真)は未使用品なんだけど、ヒートンを純正とは逆付けにするともっといい音が鳴るんで、そうしてた。ウエイクベイトやね」
DATE:2007年夏頃
LAKE:琵琶湖
LENGTH:65cmくらい

ACミノー(ACプラグ)

天然素材+アメリカンなバラツキもまた一興
「昼間のウィードパッチ撃ち。これもウエイクやね。まぁまぁ釣っとるよ。日本に入ってきた当初から買ってたし、それ以前にも個人輸入してたしね。ただあんまり太いのはこないかな」
DATE:2004年夏頃
LAKE:琵琶湖
LENGTH:63cm

カレン180(O.S.P)

いまだ記憶に新しい亀山2週連続の61cm
「1本目はニジマス放流地点から近いフラットエリアのブレイクでキャッチ。2本目は岬まわりで、魚探にコイの群れが逃げる反応が写って、そこに入れて落としながら巻いたら食いました。ニジマスとバスもいたんでしょうね」
DATE:2023年12月15日、22日
LAKE:亀山ダム
LENGTH:61cm

「デジ巻きみたいなただ巻き。食わせるタイミングとしてはストップ&ゴーかな。3mくらい速巻きして、追いかけてきて一瞬でバーンみたいな。状況によって何がいいか分からないから色々やるのが良いよ。その日はロクマルと55を2匹釣ったな」
DATE:2021年11月頃
LAKE:津久井湖
LENGTH:60cm

ギルロイドJr.(イマカツ)

秋のギル食いバスにはこれ
「備後筋でクルーズしていたバスに対して、岸ギリギリに落として魚が気付いたらワンジャークを入れて食わせました。秋はバスがギルとかバスを食うんでマッチ・ザ・ベイトなんです。あと春にもロクマルを釣ってます」
DATE:2019年秋
LAKE:池原ダム
LENGTH:61cm

マイキー(ジャッカル)

巻いてサーチ的に使えるジョイントベイト
「初めて入ったダムでマイキーでサーチしてたら、下からバーンってロクマルが食ってきました。クランクベイト的に使えるジョイントベイトは当時あまりなくてマイキーはよく使ってました。亀山では58cmまで釣ってます」
DATE:2015年3月
LAKE:山口県リザーバー
LENGTH:60.5cm

バラム300(マドネスジャパン)

ハイスピードのライブ感と静とのメリハリがキモ
「61cmは釣りビジョンの撮影で。突き上げるバイトシーンはすべてのバス釣り動画史上最高だと思いますね。バラムレコードはサタンブラックで4960g。長さは忘れたけど、ロクマルないわけないよな(笑)。ただ釣り方は不本意だったわ(笑)」
DATE:2019年12月4日
LAKE:池原ダム 
LENGTH:61cm

ティンバーフラッシュJr.(エバーグリーンインターナショナル)

水面に描かれたナナマル劇場
「ちょうどお盆で、前鬼筋にロクマルが5、6本いるって言われてたタイミングやな。リップ付きのビッグベイトをバーンって着水後、ドバーッってワンジャークさせるのが好きで、それをやったらまさに絵に描いた反応。その光景と衝撃は忘れられんね」
DATE:2005年8月14日
LAKE:池原ダム
LENGTH:71cm
WEGHT:6320g


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