[緊急事態]バスの乗客が次々と泡を吹き卒倒! ついに本人にもその症状が!一体何が…。

2024 イカメタル特集

バスの乗客が次々と卒倒! 泡を吹いて倒れる人も…!

長く滞在させて頂いたこの村での生活にも終わりがやってきました。私はお世話になった方々と別れ、日本へ帰るために一路ジャカルタを目指します。

プトゥシバウまで戻った私は、ポンティアナ行きのバスチケットを購入して、バス停の隣にあるカフェに入りました。そのカフェはメニューがアイスティーとフライドチキンしかなく、バス待ちの方は皆そこで同じものを食べ飲みしてバスを待っていました。しばらくして、往路で乗ったバスよりもさらにボロボロのバスがやってきたので、皆そのバスに乗り込みポンティアナを目指します。

バスの車内はこんな感じ。

当たり前のようにパンクを数回繰り返しながらも順調に進んでいましたが、突然乗客の1人が泡を吹いて卒倒しました。その方はバイクタクシーで運ばれていったのですが、実は私もずっと体に異変を感じていました。その後もバスが進むにつれて乗客が一人、また一人と嘔吐、または下痢の症状が現れ、そのたびにバスは止まりますが毎回間に合うわけもなく、 バスの中は大惨事。ついには私も皆と同じ症状が現われました。道中に病院などはありませんでしたが、まず間違いなく集団食中毒だったのだろうと思います。なぜなら、先述のカフェでフライドチキンを食べた全員が全く同じ症状だったのですから。

帰りの道中。この時はまさか食中毒になるなど知る由もない。

到着時間を大幅に遅れてポンティアナに着いた頃には、意識も朦朧としています。気力を振り絞ってバイクタクシーに乗り、運賃をぼったくられながらも最寄りの宿に入りました。そこで従業員に現地の薬を買ってきてもらい、三日三晩ベッドとトイレを行き来する生活でなんとか持ち直しはしたものの、楽しみにしていた観光や激安グルメ探しなどをすることもなく、私のインドネシア釣り旅は終幕を迎えたのでした。

お世話になった家族のみんなと記念撮影。

最後の最後で食中毒という予想外のハプニングに見舞われましたが、日本と比べればはるかに衛生環境が良くない(日本が良すぎる)エリアでも普通に食事をしていることが大半なので、今回は運が悪かったと思うしかありません。むしろインドネシアは日本人の味覚に合う食事がたくさんあり、何から何まで本当に美味でした。また再訪する機会があれば、釣りはもちろんのこと、次は観光やグルメにも力を入れて旅をしてみたいと思います。


※本記事は”ルアマガプラス”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。