驚愕のパワーファイターと相対するジギングから、複雑なカバーからぶち抜くバス釣り、繊細を極めたエリアトラウト…。あらゆるルアーゲームジャンルにおける最高峰ラインが人気の「バリバス」だが、その優れた性能はすでにトップダウンが進んでおり、ハイコスパなモデルにおいてもその実力に不足はない。今回は、そんなバリバスが展開するラインのうち、バス釣りで活躍しているスタンダードラインシリーズを紹介しよう。
●文:ルアマガプラス編集部
ラインの使い分けがバス釣りをもっと面白くする!
バス釣りに使用されるラインといえばかつてはナイロンが定番となっていたが、やがてフロロカーボンラインが大きな進化を遂げ、圧倒的な使用率を誇るようになっていった。
そして近年はバス釣りにおいてもPEラインが用いられることが一般的になってきた。
その背景にはよりバス釣りに適したPEラインの登場という側面もあるが、年々バスの個体数が減少し、「難しい釣り」となってゆくバス釣りをより的確に攻略するための戦術的な選択肢として使われ始めているともいえるだろう。
しかしながら、ナイロン、フロロが活躍の場を失ったわけではない。
それどころか、もっと釣るために、もっとバス釣りを楽しむために、ラインの材質を使い分けるスタイルが浸透してきているとさえいえるだろう。
新時代の定番ライン「バリバス バス」シリーズ
バリバスが展開するスタンダードライン「バリバス バス」シリーズは、そんな現代的なスタイルを選ぶアングラーにぴったりな、ナイロン、フロロ、PEを展開している。
バス釣りはタックルが多くなりがちな釣りだ。
そしてそれぞれに想定した釣りがあり、適したラインがある。
となると、いくつものラインを用意する必要が出てくるのだからその価格も気になるところだが、「バリバス バス」シリーズはオープン価格設定で、実勢価格としては2000円前後とリーズナブルに設定。
そして当然のことながら、強さや扱いやすさ、視認性、しなやかさなど、各種ラインに求められる性能は、価格以上に優れたグレードで備わっている。
ナイロン、フロロに関しては製品品質がより均一化され、ラインつぶれといった不具合のない平行巻を採用。また、各ラインにはボンド数(号数)が表記されたステッカーが付属しており、スプールに巻く際の端糸を止めたり、リールに直接張って巻いてあるラインを忘れないための目印にすることが可能となっているなど、細やかな部分にもユーザー目線にたった工夫がなされている。
それでは、それぞれのラインについて紹介しよう。
バリバス バス ナイロン
しなやかさと適度な伸びが魅力のナイロンラインの基本特性をしっかりと追求。
リール馴染が良く、バックラッシュのようなライントラブルを起こしにくい。目まぐるしくシチュエーションが変化するバス釣りにおいてこの対トラブル性能は、初心者から上級者まで、あらゆるアングラーに恩恵をもたらしてくれるだろう。
また、魚がヒットしてから心強いのもナイロンラインならでは。
適度な伸びによるショック吸収はバイトを弾きにくく、ファイト中の暴れも吸収してくれるなど、ラインの持つ働きがより確実にバスをキャッチさせてくれるはずだ。
バリバス バス フロロカーボン
バス釣りの定番ラインともいえるフロロはいわばオールラウンダー。
近年は扱いやすさを追求したしなやかよりのフロロが多い中、「バス フロロカーボン」は若干硬めのフロロらしい性能をチョイス。
これにより、対根ズレ性能や感度が上昇。大物とのファイトも自信を持って行える。
フロロが選ばれる理由となる点に磨きがかかっている設計といえるだろう。
フィネスリグからビッグベイト、巻物からカバー撃ちまで、現在バスフィッシングのあらゆるルアーにマッチする究極の万能ラインとして、盤石なポンドラインナップも魅力的だ。
バリバス バス PE X4
近年使用するバスアングラーの増えたPEライン。
その魅力を味わえるのが「バリバス バス PE X4」だ。
フロロを凌ぐ高強度と高感度は、それまで他のラインでは釣れなかった魚との出会いをもたらしてくれるだろう。
X4とは4本編みを意味しており、1本1本が太く強いのでコシがあって使いやすいのが特徴となる。例えばパワーフィネスで使っている場面なら、枝などにラインが巻き付きにくい。ナイロンやフロロなど、よりモノフィラメントラインに近い感覚で使えるはずだ。
カラーは抜群の視認性をほこる「フラッシュグリーン」。カバーの奥など、あらゆる条件下で、安定した見やすさを誇る。
簡単な使い分け
バス釣りにおいてはまずフロロカーボンラインを選べば、まずは幅広い状況に対応してくれるだろう。
そこから1歩進んだ釣り方の追求として、ポーズをいれるタイプのトップウォーターや、シャローレンジを狙いたいサーフェスクランクなどを使うのならナイロンラインがオススメだ。
一方、軽いものや小さいルアーを遠くに投げたい、カバーに対してフィネスなアプローチをしたいとなるとPEラインの出番となるだろう。
上手く使い分けることで、きっと釣果に繋がってくれるはずだ!
※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。