巻く!落とす!跳ねる!誰でも釣れる新機軸ルアー『マゼルスピン』発売か!?

チームルアマガで開発が始まったのは2018年。原型の公開は2021年。ちょっと時間がかかってしまいましたが、マゼルスピンというブレードルアー、そろそろ形にしようかと思います。そして、このルアーに関して相談させていただいたYouTuberさんが楽しい動画をアップしてくださったので、紹介します。

●文:ルアマガプラス編集部(深谷真)

2024 シーバス特集

コント系YouTuber『ヘビさんのアウトドア日誌』で取り上げてくれた『マゼルスピン』

以前、ルアマガプラスでも注目している『コント系釣り&アウトドアYouTuber』『ヘビさんのアウトドア日誌』管理人、ヘビさんの案件動画があまりに秀逸なので、問い合わせさせてもらったんです。

ルアマガ『ヘビさんって、案件動画はお金の方どれくらいで受けてらっしゃるんですか?』

ヘビさん『いやぁ、面白くなりそうだなぁというネタの商品だけ受けさせていただいていて積極的にはまだ、そういう動きをしていないんです〜』

む。お金ではないと…。あくまで面白いかどうかですか…。クリエイターだなぁ…。

ルアマガ『ヘビさん、「キメラ」…好きですよね』

ヘビさん『……….』

ルアマガ『おまえは……自分がキメラ好きだと気づいていない…』

ヘビさん『…..⁉️  人間は何のために釣るのか考えたことがあるかね?』

ルアマガ『・・・・・・・・好きだよね?』

ヘビ『はい、、、好きです』

これで意気投合(ジョジョネタ投入)。そして、実はルアマガで作ろうかどうしようか悩んでいるキメラがいると差し出したのがマゼルスピン

ヘビ『え、面白いじゃないすか。取り上げさせてください』

ルアマガ『反響ありそうなら、発売も視野にいれましょう(笑) 結構ちゃんと釣れるルアーなんですけど、独特な形状でしょ?随分まえに出すよーって記事にしたんですけど、どうしようか二の足踏んでるんですよ。力貸してくださいっ!』

と、ヘビさんが取り上げてくれたショート動画はこちら。あっという間に10万再生超え。相変わらず勢いの良い楽しそうな動画になってます。で、ね!釣れるでしょ!

ということで『勝てばよかろうなのだァァァッ!』

どういうコンセプトのルアーなの?

誰が使っても、ちゃんと釣れる。そういうルアーを目指しました。フィッシュイーター系なら幅広く対応する懐の広さ。巻く!落とす!跳ねる!この3つの動作で釣果ガッポガポ!

ご存知のようにルアマガってのはメディアです。メディアなので色んなメーカーさんの情報が集まってきます。そんなルアマガがルアー出すってなると、とにかく世の中にないオリジナルのモノでなくちゃダメなんです。他社さんのアイデアを盗むワケにはいかないので。なので、超個性的なデザインでかつ、釣れる要素を詰め込む工夫をしました。

最初にデザインを発表したのは2020年が2021年なので、ソレ以降に出た似たフォルムの商品に関しては責任を持てませんが、とにかく当初は何処にもなかったカタチでしたので勘弁してください(笑)

もともとは、記者が大のスピナーベイト好きなんですよ。なんで好きなのかというと、これ発明した人はマジもんの天才と思ったからなんですよね。その大好きなスピナーベイトと、扱いが非常に単純でよく釣れるブレード。それとメタルバイブを組み合わせようという『キメラ』がこれ。全部混ぜたから、マゼルスピンなんです。

最初のイメージラフ。ナ⚪︎キのスオッシュをイメージしたんですけどね。内緒ですよ。 [写真タップで拡大]

とりあえず機能するか確認するために作った鉄板サンプル。オモリが適当。 [写真タップで拡大]

そこからあーだこーだ、調整して作ったサンプルがこれ。オモリはガン玉をエポキシで無理やり装着という仕様。ラバーを使ってみたりしましたが、まぁ、よく釣れました。ブラックバスから青物まで!まぁ、いっちゃなんですが、ブレード付いててちゃんと泳げば、あーだこーだ言わずとも釣れます。

ただ、ちゃんとコンセプトはあります。巻いて釣れて、落として、跳ねて釣れる! 巻いているときはバイブレーションをちゃんとするし、それでいてスピナーベイトのようなアピール力もあります。フォールのときはブレードが起点になって綺麗に落ちていきます。その時もかなり誘ってくれます。

ガン玉ひっつけてテストしたモデル。タイラバチューンもめちゃくちゃ釣れる。

このブラックバスは、リフト&フォールで。真夏のジリジリ太陽の照りつける午後にヒット。 [写真タップで拡大]

ブラックバスから青物まで。正直何にでも使えます。今の時代尖った方がいいんですが、なんでも釣れます。 [写真タップで拡大]

そんなこんなで、製品サンプルを作ってみたのですが、少々不細工だったので釣りのテストをしてはいたのですが放置していたのです。で、釣れるやれる!ってところまでは調整していたのですが、少々放置していました。そんなサンプルをヘビさんに投げ込んでみたわけです。

一つ前のサンプルがコレ。ちょっと造形が美しくないので、釣れるのですが作り直し。

まだ発売タイミングは決まっていませんが、開発リスタート。工場にも、もう少しデザインを洗練していただき微調整を加えて完成したモックがコレ(写真下)。秋くらいまでには形にしたいのですが、発売するかどうかは未定。で・す・が、盛り上げてくださっている方もいらっしゃいますので、なんとかお手元に届けられるようにと思っていますよ!

こちらはモックデザイン。ここからバランス調整して完成に持っていきたいと思ってます。


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