メガバスが誇る伝説的バイブレーション『バイブレーションX』。多岐にわたるシリーズはいずれも人気作だが、艶めかしいボディラインが美しい、最高傑作との呼び声も高い『ウルトラ』と『スマトラ』が復活!!
●文:ルアマガプラス編集部
バイブレーションXの系譜
メガバスのバイブレーション「バイブレーションX」の歴史は、1992年まで遡る。
ブラスラトルの入った「メザマシくん」とサイレントもでるの「しずかちゃん」、そしてフローティングモデルを展開。システマチックなバイブレーションとして活躍した。
そして2000年、実質のモデルチェンジ製品として登場したのが「バイブレーションXウルトラ」だった。
実質というのは、当時、伊東社長的には「バイブレーションX」と「バイブレーションXウルトラ」を使い分ける両軸展開を想定していたものの、「バイブレーションX」は2000年で販売を休止していたからだ。
しばらく期間は空き、2008年にウルトラのコンパクト版「バイブレーションXスマトラ」がリリース。2010年には「バイブレーションXパワーボム」というさらに小さいモデルも登場している。
そして2012年、言わば初代のオフィシャルなモデルチェンジモデルとなる「NEWバイブレーションX」も登場。翌年2013年には「NEWバイブレーションX Jr」もリリースされた。
さらに2015年にはコンパクト&ハイインパクトな「バイブレーションX マイクロ」、2017年にはブルーギル型ビッグベイトの意匠を受け継いだ「バイブレーションXヴァタリオン」も登場。
極小モデルの「バイブレーションXナノ」、そしてマイクロのリファインモデルとなる「バイブレーションX ダイナ」も登場した。
初代の登場からおよそ20年で、バイブレーションXファミリーは9種類にも及ぶ。
そんな中、2000年、そして2008年に登場していた「バイブレーションXウルトラ」「バイブレーションXスマトラ」がパワーアップして帰って来るのだ。
バイブレーションX ウルトラ/スマトラ(メガバス)
ヘッドがいかに平たく水を受けられるかが主流だったバイブレーションの常識に一石を投じ、曲線の美しさが際立ったビジュアルで登場した「バイブレーションXウルトラ/スマトラ」。
ハイドロダイナミクスが考え抜かれたそのボディデザインからはハイピッチロールアクションを発生。淀みなく強烈に水を撹拌するとともに、バイブレーションだからこそのフラットボディが凄まじい明滅効果を生み出すのだ。
また、レンジキープ力の高さもその大きな魅力であり、バイブレーションらしい早巻きをしつつも、浮き上がりを抑えて一定レンジをリトリーブすることが可能なのだ。
新モデルではそんなバイブレーションXウルトラ/スマトラのウェイトバランスを再設計。
その能力を120%開放した形で登場するという。
発売は10月頃を予定。
巻き物のシーズンが今から楽しみでしょうがない。
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