【小さすぎじゃね?】チニングにはこの小ささが効く!?『クリーパーバグ(アクアウェーブ)』の威力がスゴイ!

今まさに盛期を迎えているチニング。フリーリグの釣りがその主流だが、是非とも試してみて欲しいルアーがある。それが「クリーパーバグ(アクアウェーブ)」だ。ルアマガスタッフが実際に使ってきたので、その魅力が伝われば幸いだ。

●文:ルアマガプラス編集部

2024 シーバス特集

クリーパーバグ2.2in(アクアウェーブ)

今回インプレしてみたのがこちら! 小ぶりなチニングワーム「クリーパーバグ」だ。

今回はフリーリグで挑んだ!

【スペック】
●全長:2.2in●入数:6本入り●カラー:8種類●価格:440円(税込)

釣行エリアは多摩川(神奈川県)の河口

実釣を行ったのは多摩川河口周辺。クロダイ・キビレの生息数が多く、関東におけるフリーリグチニングのメッカになりつつある。

多摩川の河口周辺エリア

『クリーパーバグ2.2in』は製品紹介記事ではすでに紹介済み

すでに『クリーパーバグ2.2in』はルアマガプラスにて紹介済み。スタッフたちも最近チニングにハマっていたこともあり、ぜひ実釣で使ってみようという流れに。その実力やいかに!?

一口サイズの甲殻類をリアルにイミテート

 今や全国的なブームになっているのがクロダイ・キビレをルアーで狙う「チニング」。中でもフリーリグを使った釣法がかなり広まってきている。フリーリグはもともとブラックバス用のリグで、それをチニングに使ったところよく釣れるとして関西を中心に流行。現在はソルトルアーの一大ジャンルとして全国的に定着しつつある。

今回向かったのは東京と神奈川の境を流れる多摩川。クロダイ・キビレの生息数が多く、ボトムは砂地がメインなのでフリーリグにぴったりのフィールドだ。この多摩川河口エリアをウェーディング&オカッパリで攻めていくことにした。

潮回りは小潮で、干潮からの上げを狙うことに。潮の動きの少ないタイミングというのが、やや不安なのだが…。

今回使うのが『クリーパーバグ2.2in(アクアウェーブ)』。まず特徴的なのがこのコンパクトさ。長さは2.2inで、カニなどの小さい甲殻類をイメージしたデザインだ。さらにボディが扁平で薄いので、手にした印象はかなりフィネスだ。

フリーリグチニングでよく使われるワームのサイズは3inクラスが多いと思われるので、クリーパーバグはかなり小さい部類に入る。食わせに特化し、口が小さいクロダイ・キビレでも簡単に吸い込まれるサイズ感に仕上がっている印象だ。

11gシンカーのフリーリグからスタート。フックはオフセットの#6を使用。小型のチニング用のマスバリで使うのもおすすめ。

ウェーディングで沖の潮目やブレイクを狙う。飛距離も十分で、コンパクトゆえに空気抵抗が少なくよく飛んでいる印象を受けた。

コンパクトボディだが使用感は十分

準備を整えて早速釣りを開始。フリーリグのシンカーは11g、フックは#6をセット。フルキャストして、ボトムをとってリトリーブを開始する。アクションはボトムのズル引きがメインだ。使っていて気付いたのは、まずはキャスタビリティ。

ワームが小さいと飛距離が出ないのではと思っていたが、3inクラスと変わらない飛距離が出ていた。むしろワームが小さいからこそ空気抵抗が減り、シンカーそのものの重量感で飛ばせるので、飛距離が安定している感じがする。また、小さいからといって使用感がないわけではなく、ボトムをトレースする際にもしっかりと抵抗感を持って引いてくることができる。

コンパクトなサイズなので、7g以下の軽いシンカーと組み合わせて、リフト&フォールなどフォーリング主体で誘ってみるのもおもしろそうだなぁ、なんて思っていると、キャスト後のフォール中にバイトが。落ちるときにカーリーテールとサイドのパーツが微波動を出すので、これが効いているらしい。

魚はいる。ここが攻め時だなと感じていると、編集スタッフのKバヤシにヒット! レギュラーサイズのキビレを見事キャッチしてみせた。実は彼、編集部イチのチニングマニアだったりする。釣り開始後からフォール中やリトリーブ中にバイトを取っており、ショートバイトを見逃さずフッキングに持ち込んだ。

オフセットフックではなくチヌバリを使っており、針先が剥き出しなのでフッキング率も上がったのだろう。私はスピニングタックルを使っていたが、彼はベイトタックルを使用。ベイトはフォール中のバイトが取りやすいので、それも関係したのかもしれない。やはり現役のチニンガーは一味違う…。

急遽参戦したスタッフのKバヤシ。ここ最近チニングにハマっており、ボート&陸っぱり含め、釣行回数は編集部No.1!

アピール不足? いやいや小さいことによるデメリットは無し!

『クリーパーバグ2.2in』はコンパクトだが、だからと言ってアピール不足を感じることはなかった。微波動でしっかり寄せて、見た目のコンパクトさで食わせることができるのはメリット。小さいものをボトムで素早く動かすことによるリアクション効果も期待できるだろう。

今回のような潮があまり動いていない状況でも多数バイトが取れたのはこのワームの性能も少なからず関係しているだろう。シーズン初期や後半の低水温期など、ターゲットの活性が低いときにも効果を発揮しそうだ。

さらに、一般的なチニングワームとローテーションしていくことで、さらにクリーパーバグのコンパクトさが際立つ気がする。例えば、チニングのボートゲームで他のアングラーが3inクラスを使っている中で『クリーパーバグ2.2in』を投入するのも効きそうだ。

チニングゲームの新たな一手として、力強い見方になることは間違いない。これからもローテーションの一環として、クリーパーバグを積極的に使っていこうと思う。

『クリーパーバグ2.2in』にバイトしたキビレ。魚体の銀鱗がとても美しい!

ドヤ顔のKバヤシ。「チヌやキビレは色にシビアなので、カラーローテーションが大事ですね」とのことだ。ドヤコメントも飛び出した!

【参考タックル】

【ライター西村/スピニング】

  • ロッド:8ft3inスピニングロッド
  • リール:2500番クラスのリール
  • ライン:PE0.6号
  • リーダー:フロロ14Lb

【ルアマガプラススタッフ・Kバヤシ/ベイト】

  • ロッド:7ft6inベイトロッド
  • リール: ベイトリール
  • ライン:PE0.6号
  • リーダー:フロロ12Lb

※本記事は”ルアマガプラス”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。