近年ソルトルアーのいちジャンルとして隆盛なハタのルアー釣り「グルーパーフィッシング」。これを得意とするのはワッキーことジャングルジムの脇田政男さんだ。彼の釣りはとってもシンプル!さらにルアーもエリアも絞り込んで釣りを展開するから効率が良いのだ!そんなワッキーさんが魚食性が強い「オオモンハタ」の攻略にとっておきのルアーがあるとかっ!?
●文:ルアマガプラス編集部
解説してくれたのはこのお方!
脇田政男(わきだ・まさお)
アジングやロックフィッシュゲームを得意とし、アウトドアのアクティビティ全般に精通する遊びの達人。「ジャングルジム」のプロダクトディレクターを担当する。愛称はワッキー。
投げて巻くだけでOK!オオモンハタ狙いならこのルアー1択!『DXブレーダー(ジャングルジム)』
【スペック】
- 自重:18g、21g、28g、35g
- カラー:全10色
グルーパーのスイミングパターンならこれがあればOK!
グルーパー専用設計のジグヘッドで、特にスイミングパターンにオススメ。リトリーブでヘッドに水流を受けて、ウォブリングアクションを発生させるのが特徴。ワッキーさんはハタ用ワームのバルト(エコギア)と組み合わせて使用することが多い。
ヘッド底面は平らでボトムでしっかり立ってステイさせることもできる。ねむりフックと相まって、ボトムを攻めても根掛かりに強い設計だ。ボトムバンピングさせる釣りもやりやすいのだ。
重さは18g、21g、28g、35gのサイズ展開。水深に合わせて、20mだったら21g、30mだったら28gを目安に使い分けていく。
ワッキー「フィールドやシチュエーション(オカッパリorボート)にもよりますが、ボートでは35g、シャローエリアでは18gもよく使います」
DXブレーダーのアクション方法
10〜15回巻いてフォールの繰り返し。中層より上にはいかないように
アクションは、ボトムまで落としてから10〜15回巻いて、またボトムまでフォールさせる動作の繰り返し。1キャスト中に3回くらいできればOK。中層よりも下を攻めるイメージでアクションさせよう。
巻きスピードはいわゆるファストリトリーブ。
ワッキー「喰わせの間を作る意味で途中で変化させることはありますが、基本は速巻きです」
夏はオオモンハタのベストシーズン
ライトソルトやグルーパーのエキスパートであるワッキーさんは、夏の間は特にグルーパー狙いに専念するという。それは夏がグルーパーのハイシーズンだからだ。
ワッキー「グルーパーの多くは春に産卵し、夏になると回復してエサを積極的に追うようになります。マックスサイズは春のほうが大きいですが、夏は数もサイズも狙えるベストシーズンなんです。オオモンハタは水温が高いほど高活性になり、天気はピーカンがベスト。朝マズメよりも完全に太陽が昇ってからが狙いどきです。夏の暑い日こそグルーパー!」
ルアマガソルト取材時にはDXブレーダーが大活躍!!
ワッキーさんがかつてルアーマガジンソルト取材時に使用し、グッドサイズのオオモンハタをキャッチしたルアーこそが、DXブレーダーにバルト(エコギア)の組み合わせだったとか!
ワッキー「DXブレーダーはスイミングさせやすいグルーパーに適したジグヘッド。今回の取材先である日振島で狙えるグルーパーはオオモンハタで、回遊性の強いオオモンハタを狙うにはこれがあればとりあえず問題ありません。
アクションは速めのただ巻きで、浮き上がってきたらフォールを入れる。フォール中もブレードが回って、ここもバイトチャンスです。ボトムで立つので根掛かりもしにくいのでオススメですよ!」
※本記事は”ルアーマガジンソルト”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。