2020年に5回目のフルモデルチェンジを果たしたメガバス・デストロイヤー。その24本の充実したラインナップに、さらに6本の新作が追加されより盤石なバスロッドシリーズになった。かなり攻め込んだ、エクストリームな6本のうち、今回は新時代の訪れを感じさせてくれる、ベイトフィネスロッドの新しい姿「F2st-73X霧雨ベイトストラテジスト」を紹介しよう。
●文:ルアマガプラス編集部
第五世代『デストロイヤー』
1996年に登場し、バスロッドの常識を打ち破ったデストロイヤー。その後フルモデルチェンジを繰り返し2020年に第5世代として誕生したのが現在のデストロイヤーだ。本場アメリカのトーナメントプロの意向も貪欲に取り入れ、パワーを維持しつつも軽く仕上げた5Dグラファイトブランクスを使用して実釣性能を向上。性能面とデザイン性を両立したメガバスならではのロッドビルドは、3種種のデザイン賞を受賞するなど、世界的にも広く認められている。
「破壊者」たる所以!? これまでの常識を破壊する新たなロッド
デストロイヤー F2st-73X 霧雨ベイトストラテジスト
追加モデルでもっともエクストリームなロッド!?
7フィートオーバーのロングロッド。
ソリッドティップロッド。
ベイトフィネス。
3ピース。
これらの要素を2つ組み合わせたロッドは結構あると思うんです。
じゃあ3つ選ぶとしたら?
…それでも珍しいロッドになりそうです。
ところがこの「霧雨ベイトストラテジスト」はこれらの要素を全部盛りした不思議なロッドになっています。
実はプライベートでも購入済みの1本でインプレロケ前から使い込んでいるのですが、個人的な見解を一言で述べるとすれば「ネオバーサタイルロッド」
遠投性能はもちろん高いし、ソリッドティップも固めなのでピッチングのような近距離戦もOK(さすがに手返しの良いショートキャスト連打はちょっとむつかしいですが)。
グリップジョイント+センターカットの変則3ピース仕様になており、バット側はかなりのハイパワーセッティング。一方のティップ側は比較的よく曲がるため、軽めのルアーもロッドを曲げて投げやすいし、プラッギングもやりやすいです。
長いのでストロークの広いズル引きや、シェイクといったアクションは案外やりやすい。
つまり一見するとエクストリームなロッドではありますが、やれる釣りの幅はかなり広いんですね。
実際、PE0.5号をセットして小型クランクで広範囲を探ったり、i字系ルアーの遠投、ライトなカバー撃ち、フィネスなボトムの釣りまでまで色々な場面で使えています。
使い込むごとにアイディアが湧き出る面白いロッドですよ!
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