釣り大好き人間のリライト調査隊のBOSS吉田さんが旧中川のハゼ釣りにやってきた。使うエサは、どこのコンビニでも売っているお酒のおつまみの生ハム。BOSS吉田さんはハゼ釣りで生ハムをよく使っており、今年で3年目。2年間冷凍庫で熟成させたものもあるので、新品と熟成、どちらが釣れるのかも試してみた。
●文:ルアマガプラス編集部
BOSS吉田
元釣具店店員であり、釣りのジャンルを問わずあらゆる釣りに打ち込むフィッシングジャンキー。最も得意な釣りはソルトのライトゲームやシーバスだが、並行してハゼクラにも力を入れており、一過言あり。2019年から続く「Hz-1GP(ハゼワングランプリ)」に連続参戦中で、毎年優勝するほどの実力者でもある。それ以外にもエサ、ルアー問わず幅広い釣りに精通!
どこでも手に入り、手が汚れない。そして超釣れるのが生ハム!
旧中川にハゼ釣りにやってきたBOSS吉田さん。吉田さんにとって釣りの師匠の一人でもある、父親も一緒に釣行だ。
使うエサはお得意の生ハム。生ハムはコンビニなどですぐに購入できるし、ゴカイなどの生きエサが触れない人でも安心。釣具屋に行く時間がない人にもおすすめだ。近年は生きエサ意外にもホタテなども食材を代用されることも多いが、もっともコスパのいいエサを求めて行き着いたのが生ハムだ。
竿も仕掛けも一般的なハゼ釣りのものでOK。2.7mのノベ竿に玉ウキセット仕掛けがあれば充分。生ハムを小さくちぎって丸め、ハリ先に縫うように2回通すだけだ。生ハムの匂いや塩分?がハゼにアピールするのか、餌としての性能は超優秀。水に入れた途端ハゼが集まってきて、がんがんアタックしてくる。ハリ持ちもなかなか良い。
熟成ブームは生ハムでも起きるのか!?
生ハムを使うようになって今年で3年目。2年前に購入して冷凍しておいた熟成の生ハム、去年の生ハム、そして今年買った生ハムの3種類を使ってハゼを釣っていく。
釣りをし始めると次々にハゼが釣れていく。まず試しているエサは先ほど購入したばかりの新品の生ハムだ。
新品の生ハムは柔らかいのが特徴。そのソフトさで食い込みが良い反面、エサ持ちにやや難がありハリにしっかりつけないと取られやすい。
次に試すのが2年熟成させた生ハム。2年間冷凍されていたこともあり色が抜けていて白くなっている。2年熟成ものの特徴は身が硬く、ハリ持ちがいいこと。そして、白は膨張色なので水中でシルエットがボヤけて、ハリなどの存在感を消してくれる…、かもしれない…。ハリにつける際は少し小さくつけないと、食い込みが悪そうだ。
コツを掴めば秒で釣れるエサ、それが生ハム
ちなみに、BOSS吉田さんのお父さんもハゼをばんばん釣っているが、カメラを向けると急に当たりが止んでしまうらしい。カメラが回ると急に釣れなくなる、これはどんな釣り人にも起こる撮影マジックだ。カメラを向けられると無意識に緊張してしまい、つらなくてはいけないプレッシャー、釣ってやろうという欲が、魚にも伝わってしまうのだろうか…。
動画撮影のプレッシャーに打ち勝ち?お父さん生ハムでヒネサイズ(一年魚)をキャッチ。
使った生ハムは1年熟成もの。特徴としては、適度な硬さを持っているので使いやすい。ちなみに脂身だけではくいが悪い。
ここからは怒涛の入れ食いタイムに突入。エサを入れて3秒で次のアタリがきて、ハリを外して入れればすぐにまた食うという具合だ。この日は1時半ほどで約50匹のハゼをキャッチ。BOSS吉田さんは撮影していたので、ほぼお父さんの釣果だ。
生きたエサに比べて扱いやすいし、手も汚れにくい。
親子や子供連れのファミリー、カップルなどにもおすすめの釣りエサだ。のんびり楽しめる生ハムでのハゼ釣り、皆さんも試してみては?
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