[く、悔しい〜!]何でそうなるの!? 女性釣り師が逃した絶好のチャンス。その後に待ち受けていた意外な展開。

みなさんこんにちは~! Connie(コニー)です。待ちに待った渓流シーズンイン♪ 年中トラウトを追いかけている私にとって一番楽しい時季に突入しました! というわけで、初夏の陽気のなか、GW休暇を利用してホームリバーへ渓流フライフィッシングに行ってきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

●撮影/文:Connie(コニー)

2024 秋エギング特集

序盤はタイミングが合わず苦戦…

幼少の頃から、家族でキャンプがてらよく訪れている第二の故郷である岐阜県のホームリバー。本流に流れ込む支流がいくつかあるので、川の状況や先行者の有無を確認しながら、その日入るポイントを決めます。まだ5月初旬なので、朝の準備はゆっくりと。でも朝食はしっかりと食べ、フライタックルをセッティングし、ウェーダーなどの装備を整えたらいざ出発です!

渓流での装備はこんな感じです。

午前11時すぎ、気温25℃、水温14℃、晴れ。川は少し渇水気味のコンディション。クマなどの野生動物との遭遇も考え、釣り仲間と数人で入渓。テンポよく交代しながら釣り上がっていきます。

開けたポイントや深い淵のポイントは、エサ釣りやルアーマンが狙いやすいところなので、GWのように入れ替わり立ち替わり釣り人が入り、魚へのプレッシャーが常に掛かっている状況ではなかなか魚が反応を示してくれないこともしばしば。なので、いわゆる竿抜けポイントと呼ばれる、エサ釣りでは狙いにくい入り組んだスポットや、ルアーでは引きシロが足りない小さい流れなどを丁寧に狙っていきます。

しばらく進むと小さなイワナやヤマメが反応を示し出しますが、魚がビビッてしまっているせいか、ついばむような超高速バイト! 冬の間に鈍ってしまった反射神経では太刀打ちできません(笑)。何度目かのアタックでなんとか捉えると、なんとも可愛いおチビちゃんのイワナでした。

可愛いサイズのイワナがドライフライに超高速バイト!

いかにも魚がいそうなポイントとの対峙。果たして…⁉

さらに釣り上がっていくと、樹木が半分川に向かってせり出し、ちょうど木の下がえぐれて影になっているゆるい流れを発見。いかにも魚がいそうなポイントです。全体的に流れはゆるやかなので、魚に気付かれないよう距離をとってアプローチ。上流側から木に沿ってドライフライ(水面に浮かべて釣る毛バリ)を流し込んでいくと、ほんの数秒でパシャッ! と勢いよく魚が飛び出しました。おそらくイワナだったと思いますが、あまりの速さにタイミングが合わず、上手く掛けることができませんでした。

ハリ掛かりしていなかったので再チャレンジ。もう一度同じ流れにフライを乗せて流してみると、今度は下流側のピックアップ寸前のところでまた喰いつきそうになりましたが、これもタイミングを合わせられず乗せ切ることができませんでした。ここぞと挑んだポイントだっただけに魚の反応の面白さとちょっぴり悔しい気持ちで後ろ髪を引かれます…。

絶好のスポットで惜しくも魚を逃し、後ろ髪を惹かれる思いの私…。

また少し釣り上がった先で、今度は同行者にイワナがヒット! しかも、待ち望んでいた8寸ほどの良型イワナ! これにはみんなのテンションも上がります。瀬尻でのヒットだったので、まだ他にも魚がいるかも、と流れ込みの近くを狙ってみると予想的中! 元気よくイワナがフライに喰らいついてくれました!サイズこそ小さかったですが、狙い通りのシチュエーションで釣れた一尾は嬉しいものですね。終盤、別の同行者とのダブルヒットでもう一尾イワナを追加し、退渓としました。

ライズを見つけてロングキャストで狙う

夕方、別の支流に移動し再び入渓。川底が黄土色のフィールドなので、見やすいようにフライを『エルクヘアカディス』にチェンジ。いつもパイロットフライとして使っている、私のもっともお気に入りのフライです。

渓流での相棒ロッドJP6(リバーピーク)とお気に入りのフライ・エルクヘアカディス。

先程の支流同様、こちらもやはり渇水気味。以前入渓したときよりもずいぶん水量が減っていて、少し歩くと魚に気付かれ走らせてしまう場面も。それでも浅瀬を小刻みに狙っていくと、春らしく元気なヤマメが好調に反応してくれます。同行者も早々にヤマメをキャッチ。

あまり岩などの障害物がない広い流れでは、下流側に魚がいるかもしれないので、あまり近づきすぎないよう落ち込みより下に立ち、瀬尻から次の流れ込みに向かって徐々にアプローチしながら釣り上がっていきます。流心近くを狙ってみると「パシャッ!」。

待ってましたとばかりにロッドを立てるとバッチリ魚がノッてくれました。ギラッと水中で光る魚体を見るとヤマメです! ヤマメは、魚体を回転させながらグングン引くのでバラさないかいつもヒヤヒヤ。無事にネットインできホッと一安心です。

お腹がぷっくりとしたヤマメをキャッチ!

ラストは過去にも実績のある対岸の岸壁沿いの流れ。ちょうど真上に木の枝や葉っぱが枝垂れていて、そこから落ちる虫を捕食しているのか、いつもバブルライン上にライズが見られます。ですが、手前にも流れがあり、上手にそのバブルラインにフライを乗せないと、速く流されすぎてしまうため少し難しいポイントです。 この日もライズを見つけたので、一呼吸おいてキャスティング。何投か流し直していると、フライを見つけた魚が勢いよくフライに喰いついてくれました!

ライズを狙ってイワナをキャッチ!

ポイントを見定める→正確にキャスト→上手く流して喰わせる。この一連の流れが決まったときは喜びもひとしお。ドライフライの楽しさを実感する最高の瞬間です!

ちょっとサイズアップ。ラストに嬉しい一尾。

序盤での、絶好のポイントで結果が出せなかったときには、今回は苦戦しそうな気がしたのですが、終わってみれば意外にも、まだ小さめのサイズが多かったですが、たくさんの渓魚たちに遊んでもらえてとっても癒されました~! 今年も秋の禁漁までめいっぱい各地のフィールドでトラウトを釣りまくりたいと思います!

アングラープロフィール

Connie(コニー)

ルママガ女子部公式インフルエンサー第1期生。京都府在住。

『素敵な仲間と楽しく釣りを』をモットーに、家族や友人たちと渓流でのフライ・ルアーフィッシングをメインに湖や管理釣り場(たまに海外)などで四季折々のトラウトフィッシングを満喫している。現在、ハヤブサフィールドスタッフ、river peakフィールドサポーターとしても活動中。

まだ女性アングラー人口の少ない釣りジャンルである「渓流釣り」や「フライフィッシング」の面白さや魅力を1人でも多くの方に伝えていきたいと話す。釣行はInstagramなどSNSにて随時更新中~☆


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