岸から手軽に青物などの人気ターゲットが狙えることで、大きなブームとなったショアジギング。メタルジグをフルキャストしてひたすらシャクる！だけではない、アナザーチョイスとして紹介したいのが、ブレード（鉄板）タイプのルアーだ。
●写真/文:ルアーマガジンソルト編集部
シャクり続けることに疲れたなら、巻くだけのルアーを使ってみては？
リーズナブルでコストパフォーマンスに優れたタックルを提供するメジャークラフトから、3年前に、初となる鉄板バイブレーション、クロスライド ブレードがリリースされた。 鉄板バイブレーションというと「シーバス」のイメージが強いかもしれないが、青物にも使用するアングラーは着実に増えてきている。そんな青物フリークに向けて開発された「クロスライド ブレード」について、ヒロセマンこと広瀬達樹さんが、その特徴を解説。
ただ巻きで使える鉄板バイブは初心者にも扱いやすい！
リトリーブで青物を狙う場合、メタルジグ以外にも『鉄板バイブレーション』という選択肢もある。ただ巻きで、ブルブルとアクションしてくれ、初心者にも扱いやすいルアーだ。
クロスライド ブレード［メジャークラフト］
クロスライドブレード［メジャークラフト］
昨今、注目度が高まっている鉄板バイブを、クロスライドブランドがリリース！ 太軸フック＆高強度スナップを標準装備しているので、 高い負荷が掛かっても安心してやり取り可能。
【スペック】
サイズ：95mm（30g）・110mm（40ｇ）
カラー：13色（ノーマル：6色 ライブベイト：4色 ダメージ鱗：3色）
広瀬「メジャークラフトでも、新しく青物対応の鉄板バイブレーションルアーをリリースするんです。『クロスライド ブレード』と言うんですが、40gというショアジギングど真ん中のサイズで、ガンガン投げてグリグリ巻いて使えるようになっています」
ショア青物の巻きの釣りにハマるルアーですね。ルアー名にクロスライドというブランド名を冠しているのにも、ちゃんと理由がある。
広瀬「あえてルアー名に、ショアジギング専門のブランドとなるクロスライドを入れているのは、パワフルな青物とのやり取りでも安心して使用できる高い信頼性を達成しているからです」
鉄板バイブレーションは、青物狙いで特に注目度が高まっているルアーのひとつ。メタルジグだけではない、青物釣りの新たな選択肢だ。
ウエイトバランスにこだわった設計
クロスライドブレードが、初心者にも扱いやすいルアーとして仕上がっているのは、ウエイトバランスに徹底してこだわった設計となっているからだ。
広瀬「クロスライド ブレードは、ウエイトバランスにかなりこだわった設計となっています。だから、飛行中の姿勢も安定しており、飛距離もしっかりと稼げます。リトリーブ時も、スローからファストまで安定して泳いでくれます」
クロスライドブレードだけで攻め続けるのもアリだが、タイプの違うルアーと組みあせて、ローテーションして使用すれば、さらに威力はUPする。
広瀬「クロスライド ブレードはターゲットの活性に応じた攻め方ができますし、レンジを刻んで探るようなときにも非常に使いやすいですね。状況に応じて、ブレードを搭載したマキジグジェットとのローテーションで、可能性はさらに広がっていくでしょう」
マキジグ ジェット［メジャークラフト］
マキジグ ジェット［メジャークラフト］
広瀬「マキジグジェットはリトリーブで本領を発揮するルアー。 もちろん、シャクってアクションをつけてもOKですが、基本はただ巻きで狙えば、釣果が得られる可能性がアップしますよ！」
前方アイは高速リトリーブ対応。後方アイはスローリトリーブ対応
クロスライドブレードには、2つのラインアイが搭載されている。ターゲットとなる青物が速い動きに反応するような状況、あるいは広範囲を手早く探る場合は前方のアイにセットする。
逆にじっくりスローに探っていく場合は後方のアイにセットすると、ルアー自体がバランスを崩しにくく、しっかりとアクションしてくれる。アイのセッティングを替えることで、ただ巻きでも2通りの使用方法が可能となっている。
2タイプのルアーローテで見事ターゲットをキャッチ！
広瀬「朝イチは、港の中からベイトが出てくる可能性が高い。青物は、そこを待ち受けて捕食するので、セオリー通り港の出入り口となる部分をじっくり狙いました。 その結果、想定したようにツバスがヒットしましたね」
ヒットルアーはマキジグ ジェット。
青物用鉄板バイブレーションのクロスライド ブレード、そしてブレードを搭載したただ巻きジグ、マキジグ ジェット、どちらも操作がイージーでありながら、アピール力が高く、広範囲からターゲットを誘えるルアーとなっている。皆さんも是非、この2タイプのルアーを使いわけ、青物などを狙ってみてほしい。
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