「怪物級だよ」「魚だよね?」「え、ちょっと待ってかなりデカいよ」嘘だろ? 巨大戦艦みたいなヤツ初めて釣りました。

今回紹介するたくわんさんの動画は、ショアから投げタイラバでシロアマダイを狙うというレアな釣り。果たして船釣りでも希少なシロアマダイはショアから釣れるのか? そして実釣では想像を超える怪物、現る!

●文:ルアマガプラス編集部

2024 秋エギング特集

たくわん

釣りが好きすぎて31歳で会社を辞めて釣り旅を開始。車で生活しながら、日本全国を駆け巡る男の物語をYouTubeで配信している。好きなことを全力でやったらその先に何があるのか? を確かめるために旅を続ける釣り人の目は世界を見据えている。

対馬でタイラバを投げ、シロアマダイを狙うはずが…

ショアから美味なる高級魚シロアマダイを狙って対馬で実釣するたくわんさん。

たくわん「シロアマダイは水深があって底が泥や砂地のところに居て、巣穴に近づいてくる甲殻類などを食べている。対馬はリアス式海岸で湾でも深いところが多い。陸地からシロアマダイが釣れるところはここでしかないだろうから、ぜひ釣ってみたいですよね」

使うルアーはタイラバ 。このルアーセレクトが思わぬ激釣劇につながることに!

ファーストヒットはボトム狙いの常連ゲスト!

たくわん「タイラバを底で巻きながら甲殻類のイメージ。1尾釣れれば成功体験で釣り方がわかって来るんだけどなぁ」

リールのハンドル5回巻きや3回巻きのストップ&ゴーを試しながらシロアマダイの反応を探るたくわんさん。この誘いにいち早くのったのがエソ。エソが居るということはベイトも居る! 状況は悪くないはずだ。

回収中の速巻きでガツンッと痛快なアタリ! ショアタイラバの可能性を痛感

シロアマダイを狙ってタイラバでボトムを中心に探るが反応はない。ところが回収中に魚が反応。

たくわん「えっ? 速巻きしてたらなんかきたんだけど! けっこうでかいよ。マジか! 」

抜き上げられた魚はブリの若魚のヤズだ。

たくわん「40cmあるかな。最近ね、ショアタイラバの可能性をすごく感じてます、オモリにモジャモジャが付いてるだけなのに。ナチュラルな波動やシルエットが小魚とかに見えるんでしょうね」

実釣を再開するとすぐさまアタリ!

たくわん「また回収中になんかキタ! 引きが強い。これも青物だ。めっちゃ釣れるじゃん。タイラバの速巻きはけっこう青物に良いかもしれません」

再びヤズをキャッチ! ショアタイラバの可能性が確信に変わる!

「すっごい重いけどあんまり引かない」。ショアタイラバで釣れた怪物とは?

実釣はシロアマダイを求めて水深があり底が砂地のポイントを転々としていると、あっというまに昼前。対岸に砂浜があり、おそらくボトムは砂地と見込んだ堤防でドラマは起こった。

たくわん「80gのタイラバ で15(カウント)で着底。なかなか水深がありますね。底は根がかる感じもないし、柔らかいから多分砂地だ」

シロアマダイの生息条件を満たしている。期待に胸を躍らせながらボトムにタイラバを落としながら探っていると待望のアタリ! ついに本命、きたか?

たくわん「キタよ! 魚だよね、これ? 魚だ! なんか大きいよ。慎重にいきます」

伸されるロッドが大物を予感させる。

たくわん「かなりでかそうですよ。でも、すっごい重いけどあんまり引かない。ヒラメかもしれない、また」

予感は的中! 水面に姿を現したのは巨大なヒラメだ。

シロアマダイ狙いのゲスト3魚種目は79cmのザブトンヒラメ!

たくわん「ちょっと待って怪物級なんですけど。ザブトンですよ、これ。獲れるかなぁ…」

ヒラメのサイズに対してランディングネットが小さく、一抹の不安がよぎる。

たくわん「 ハリが網に引っかかり(バレ)そうでコワい。暴れないで、暴れないで! 入った、オッシャー! 見てこれ、すごくないですか?」

すっすごいです! 計測すると79cm。ザブトンクラスの目安70cmを軽く超えるヒラメハンターなら誰もが夢見るサイズだ。

たくわん「バケモノ釣れた。タイラバ、ヒラメにも効くんですね。これからタイラバ、採用しよう」

釣った魚を捌いて食すのもたくわんさんの動画の見どころだが今回はなし。

たくわん「(食材は)前回釣った65cmのヒラメがまだあるんで、このコはリリースします。食料はあるのにたくさん確保してもしょうがない」

ヒラメの回復を待ってリリース。怪物ヒラメの遺伝子を受け継ぐ子孫が増えれば、またザブトンに出会えるかもしれない。

前回釣った65cmのヒラメ

食材は確保しているので79cmはリリース

勝因は小型ベイトフィッシュにタイラバの弱波動がマッチ! 新たな発見が釣りの引き出しを増やす!

たくわん「タイラバって本当にすごいですね。今回釣れた要因を自分なりの考えでお話しすると、今、この海域のベイトフィッシュが小さいんですよ。カタクチとかキビナゴとか。だから波動の弱いピラピラ系のタイラバが効くんだと思います。いつでもどこでもヒラメにはこれだ! みたいなことではないと思います」

釣り用語でいうマッチ・ザ・ベイトがハマったということだ。旅をしながら釣りの引き出しを増やすたくわんさん。その模様はYouTube『たくわんのフィッシングライフ』をチェックだ。


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