「こういうのがあったらいいなと思ってて、なかったから始めたんです」。行動派アングラー、古沢勝利さんが起ち上げたブロックチェーンルアーズ。無限の可能性を秘めたそのフィッシングアプリをホームの相模湖で実釣解説! ミッションは、編集部フクシゲの釣果登録だ!
●文:ルアマガプラス編集部
動画連動、さらに配信連動!?の実釣開始!
古沢「おはようございます。古沢勝利です。今日はブロックチェーンルアーズのルアーを使って、後ろにいるルアーマガジン編集部のフクシゲさんにバスを釣ってもらうっていう企画なんですが…」
さすが、毎日湖上でライブ配信を行なっている古沢勝利さん、動画撮影も手慣れた様子。 ということで、今回は前号で紹介したリアルとデジタルを融合した世界初のフィッシングアプリ、ブロックチェーンルアーズ(以下BCL)の使い方の実践編。
ブロックチェーンルアーズ(BCL)とは?
リアルとデジタルを融合した自分だけの釣果アプリ
BCLアプリに登録すれば、BCL対応ルアー(後述)での釣果記録などの個人データをNFT(偽造・代替不可のデジタルデータ)として保持、閲覧が可能になる。そのほかアプリ内でのタイトル獲得、釣果ランキング、SNS機能などを搭載し、リアルとデジタルが融合した釣果アプリとなっている。登録は無料だ。
ログインは下記ボタンのウェブサイトの「REGISTERNOW!!」から、サファリ、エッジ、グーグルクロームなどブラウザ経由で。ログインにはグーグルアカウントが必要だ。
なお、釣果登録にはBCLルアーでの釣果が必須となる。フクシゲ、絶対に釣ってください。
フクシゲ「ハイ、余裕です!」
根拠のない自信ですが、古沢さんという強力すぎるガイドがいるのでそこは心配ご無用。まずはBCLを代表するドラフトウェイカーで、日相園周辺から秋山川方面へ流します。
古沢「基本的にはストラクチャーのキワを通します。巻きスピードは一回釣ってみると、こんな感じかなとかわかってくるんですが、正直今の時代、バス釣りって難しいし、その中でもなかなか釣れるジャンルではない。なので僕の中では1回釣ったら3年は自慢できるって言っていますよ(笑)」
ドラフトウェイカーといえば、古沢さんの渾身作。
発売後10年以上が経つがいまだ溺愛者も多い、ビッグバドを起点としたバド系ルアーで、もちろんよく釣れるルアーだ。
古沢「でもだからこそ1本でも釣れたら嬉しいし、その喜びを3年と言わず永遠に記録に残せたらっていうのがBCLなんです」
詳細は別枠参照ですが、ただ釣って記録するという枠を超えた古沢さんからの提案でもある。
古沢「バス釣りにそういう新しい可能性があるんだっていうのをアングラーの皆さんに提示していきたいんですよね」
と、締めのコメントのようになってしまいましたが、釣果はなかなか厳しく、一度ボート屋さんに戻ることに。
古沢「ハイ、みなさんおはようございます、フィッシングライバーの古沢勝利です。本日も相模湖ですが、私の隣にいるこのピンクの方は…」
ん、朝コメはもうオッケーですよ! と突っ込みたいところですが、実はこれが毎朝恒例となっている古沢さんによるライブ配信開始の挨拶。おーいフクシゲ、世界配信されちゃってるぞ!
ドラマチックフィッシュを永遠の記憶に!
古沢「メッセージきてますよ。シミズさんから『フクシゲさん相模湖楽しんでください』、コージヤエガシさん、『フクシゲさんBCLルアーで釣っちゃってください』…」
多くの温かい応援コメントもいただきまして、フクシゲ、さらにプレッシャーがかかります。ちなみにライブ配信中に釣れた最大魚は50・5センチで、場所はまさに日相園前だとか。さすがにそれは無理ですが(断言)、なんとか釣ってほしい! ということで、1時間ほどの配信の後は、良い風も吹いている本湖の沖へ。
相模湖で密かなブームとなっているBCLとカラーコラボしたジークラックのベローズギル3・8インチ(T a p p e i B N SP)とジャッカルのナカタジグとの通称ナカベロで、1本を絞り出しにかかります。
古沢「う~ん、アタらないか」
15分に1度の頻度で古沢さんが思わずうなるほどの渋い状況。照りつける太陽で連日猛暑が続く中、ピンポイントでここだけ雲行きが怪しくなってきたなぁとなりかけたところで、古沢さんが貫禄のキャッチ!
古沢「このタイミングでこの場所でこのルアーだったらもっと大きいかと思ったんですけど(苦笑)」
確かに小ぶりではありますが、釣れるに越したことはありません! と、ひと通り撮影を終えてリリース。ん、リリース!?
登録しないで大丈夫ですか?
古沢「あ、そっか。忘れちゃった」
お茶目な古沢さん。というのも、もちろん今釣ったバスも登録はできますが、古沢さんはすでにベローズギルでは49センチを釣っていて、それを超える魚じゃないと登録しないのがいつものことだったとのこと。そう、釣り人の数だけ活用法があるってことです。
古沢「いやいや、でも企画上、登録した方がよかったですよね」。
いえ、大丈夫です。フクシゲが釣りますから!
フクシゲ「えへへ」。
この微笑は自信の表れか、はたまた不安の裏返しか?しかしながら厳しい状況は変わりなく、気づけば午後1時過ぎ。暑さも厳しく、気持ちを切り替えるためにも一度ボート屋に戻って休憩を取ります。
ルアー撮影なども含め、再出船は午後2時半でボートは午後5時まで、つまりは残り2時間半!
フクシゲ「うぉぉぉ! よっしゃー! キタ〜!」
その30分後の午後3時、図太い雄叫びの主はフクシゲ!
フクシゲ「1本のバスに喜怒哀楽が詰まっているのがバス釣りの魅力。そんなバスこそNFTデータとして残すのにふさわしい!」
と、これまで釣れなかった言い訳…いやいや、BCLの楽しみ方を証明してくれたドラマチックフィッシュでした。
フクシゲ「古沢さん、本当にありがとうございました!」
古沢「よく釣りましたね。じゃあ早速思い出に残しましょう」
ミッションコンプリート!
釣果を永久に記録!『BCL』に登録してみよう
釣果の撮影
必要な写真1:ルアー付きのバスと釣った本人の2ショット
必要な写真2:メジャーとの撮影
BCLルアーの登録
アイコンを順番にタップするだけで特別な操作は不要で無料で登録可能。釣果NFTや最大サイズなどの記録が充実していくことで、それぞれのルアーに特別な愛着を感じることができる。なお登録は釣行前でも釣った後でも可能。
①BCLアプリにログイン
②メイン画面から「ルアー登録」アイコンをタップ
③購入ルアーのシリアル番号の写真をアップロード※1シリアル番号がないルアーはパッケージ写真をアップロード
④ルアーを選択する
⑤シリアルコードを入力※シリアルコードがない場合は省略
⑤登録をタップして申請完了 ※認証までに時間がかかります
⑥認証されるとマイページのデジタルタックルボックスの該当ルアーが更新される
⑦カラーごとに登録可能 ※複数のカラーがあるルアーの場合。登録ルアーの釣果NFTやサイズなどの情報は追加登録で更新される
なお、BCLアプリに登録するには、BCLのECサイトで販売されているBCLオリジナル、もしくはBCLコラボルアーが必要。登録するとマイページのデジタルタックルボックスにルアーが更新され、実物とデジタルのふたつのルアーが入手できるイメージ。対応ルアーは随時追加される予定だ。
釣果の登録
①マイページの「釣果申請」アイコンをタップ
②ルアーがフックアップしたバスの写真(もしくは動画)をアップロード※外れてしまった場合は一緒に写っていればOK
③メジャーに当てたサイズが分かる写真をアップロード
④年月日・フィールド・ルアー・サイズなど該当項目を選択しコメントを入力
⑤申請ボタンをタップして完了※認証までに時間がかかります。登録後の写真やデータの削除・訂正・差し替えは不可(NFTデータ)
バス釣りがもっと面白くなります
古沢「出たての頃のSNSと同じで、『こんな面倒なのやらないよ』と言ってた人も今は当たり前にやってるじゃないですか。きっとそういう時代が来ます。今後、より多くのメーカーさんが参画してくれると思うし、フィールドの釣果情報を覗くだけでも参考になるはず。無料ですので早いうちに登録してみてください」
※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。