アウトドア好きなら誰もが手にしたことのある万能ツール。キャンプを始めとした野外活動を想定して作られていることが多いわけだが、釣具メーカーが、釣り用に作ったらどうなるのか…?『マルチツールプライヤー(アブガルシア)』が凄かった!!
●文:ルアマガプラス編集部
マルチツールプライヤー(アブガルシア)
レザーマンやガーバー、ビクトリノックスなどはマルチツールの有名どころだが、リールやロッドを手掛けるアブガルシアでも制作している。
それが『マルチツールプライヤー』だ。
その性能は単なる万能ツールに収まらず、釣具メーカーだからこその仕掛けが満載となっている。
各部位を紹介しよう。
プライヤー
メイン部分となるプライヤー。
釣りでは単純に挟むという目的でいえば、魚の口からハリを外したり、といった場面が想像できるが、釣り用プライヤーともなるとそこに他の用途も持たせている。
スプリットリングプライヤーとPEラインカッターだ。
特にラインカッターはギザ歯仕様になっており、PEラインもしっかりと切れる設計になっている。
シャープナー&アイチューナー
フックを交換するまでもない、あるいは交換できない場面では、針先を研ぐことのできるシャープナーの存在は偉大だ。
しかも先端にはアイチューナーもついているため、ルアーの泳ぎを真っ直ぐにする「トゥルーチューン」も容易にできてしまう。
栓抜き&マイナスドライバー/カーブニードル
栓抜きが必要な部分は少ないが、その先端がマイナスドライバーになっている。
ハンドルノブの交換時などにも使えるサイズ感だ。
また、スクレーバーのように使うこともできるので、何かと便利なツールと言えるだろう。
先が細く、緩やかにカーブしているニードルは、バックラッシュや糸よれによって絡んだラインを解く際に役立つ。
使用頻度は低いが、あったら間違いなく便利なツールだ。
プラドライバー&六角レンチ&棒レンチ
それぞれ単体として取り付けられているツールだが、実はリールのメンテナンスで役立つ。
特に六角レンチは10ミリ、棒レンチは2ミリの企画となっており、アブガルシアリールであればこのマルチツール一つで分解することが可能なのだ。
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