「あぁホントだ」「ジワジワ増えてる」魚探に映る魚影を確認。少しずつだが季節が進行しヒットパターンにも変化が?

福島県の裏磐梯エリアを中心に活躍する高梨さんが、現地のリアルタイムな情報をレポート! 季節がジワジワと進行しつつある今、どのようにスモールマウスバスを攻略するのか? その詳細をお届けしよう。

●写真/文:高梨洋平

2024 秋エギング特集

8月29日配信 ジワジワと季節が進行しつつある桧原湖の現状

皆さんこんにちは! 午前と午後の涼しい時間が長くなる一方、日中の暑い時間は短くなって来て、ジワジワと夏の終わりを感じる桧原湖。水中も少しずつではありますが、季節が進んで来ているように感じます。

夏の終わりを感じさせる桧原湖。

例年より低い水温、高い水位、浅場に多いワカサギ…この3つの条件によりバスの全体的なレンジが多いのは相変わらず。安定して釣り易いのは3〜7mで、そのレンジのウィード絡みや、そのアウトサイド。またはチャンネル絡みやハンプなどの地形変化です。

その範囲にいる魚達が反応するレンジはバラバラで、水面に好反応だったり、ボトムで食わせないとサイズが落ちたり、ボトムちょい上サスペンドが有効だったり。そんな魚達に対してここ最近好調なのが以下のパターンです。

【好調なパターン】

  • ジョーダンなどの表層系
  • 多方向ラバー系のダウンショット
  • エラストマー製ワームやチューブなどの浮きキャロ

ここ最近面白くなってきたフットボールのパターン

上記のパターンは、今の桧原湖でとりあえず魚を釣りたい時にオススメのものです(^^)。ここまでは、ここ1ヶ月以上不変のパターン。ここ1週間で面白くなって来たのが…フットボールですかね! フットボールは、毎年晩夏頃から反応が良くなる傾向にあります。

毎年晩夏から反応が良くなるのが、フットボールジグを使用したパターン。

今年はまだ浅いレンジの魚が多く、先述したパターンが効いている事もあってフットボールが本格的に喰うようになって来た訳ではありませんが、それでも深場に入って来た魚達は喰い出しています(^^)。まだ個体数は少なめですが、魚探で確認するとジワジワ増えてきているのが確認できます。

少しでも季節の進行を感じたら、その先を行く魚を積極的に狙っています。まだ釣れる魚は少ないけど…釣れた時の喜びは大きいですからね(^^)。今後、このまま深い所に魚が増えて行くのか、浅い所に留まる魚が多いのか、よく見極めて釣っていきたいですね。

アングラープロフィール

高梨洋平(たかなし・ようへい)

福島県裏磐梯エリアの桧原湖、猪苗代湖といったスモールマウスバスレイクを中心に活動する、予約がなかなか取れない凄腕ガイド。バリバスのプロスタッフを務める。


※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。