いよいよハイシーズンがやってきた!当釣行では24ポイズンアドレナを帯同した小野俊郎さんが、釣りに釣ったり2日間で実に全19本!その稀に見る好釣果にはどんな見極めがあったのか。詳細を訊いてみたい
●文:ルアマガプラス編集部
季節の狭間、手数を増やすために必携
小野「一見、ハイシーズンにも思える天候だけど、まだ水中はポストスポーンでバスは完全に体力を回
復しているわけではないね」。
全19本の見事な釣果で終えた小野俊郎さんは、2日間の釣行を振り返りこう語った。雲ひとつない快晴、早朝には水面のそこかしこでボイルが頻発。6月中旬、遅い梅雨を前に、早くもさめうら湖の季節はまた1歩前進していたかのようだったが、真実は異なっていた。
小野「まだバスはさほどアグレッシブではないね。季節感にバラつきがある。スローなプレゼンテーションを続けていれば、もっと魚は釣れたと思うけど、そればかりじゃ面白くないでしょ?」
ダイナミックな展開も挟み、魚の反応を伺うが、時にチェイスはあるものの反応は薄い。
小野「そんなときでも頼りになるのが、『24ポイズンアドレナ』。1本で数多くのルアーに対応してくれるから、実に重宝する。これぞ『THEバーサタイル』だね」
各モデルの詳細は各項を参照したい。
小野俊郎さんが今、アドレナを選ぶ理由
小野さんの右腕と言えば、これまでアドレナの上位機種に当たるアルティマやグロリアスの印象が強いことは否めない。
小野「いや、実はそうでもないんだ。グロリアスがベースで、特化した釣りにはアルティマ、そしてバーサタイルを求める展開にはアドレナという3段階が基本。特に今回のような季節の狭間は釣り方を絞り込めないことも少なくないし、試合では竿の本数を増やしたくないから、アドレナの出番が必然的に増えていくよね」
1つのシリーズに絞ることなく、3シリーズを適材適所でミックスしていくのがスタイルだ。
小野「24ポイズンアドレナって、ポイズンバスロッドの集大成だと思うんだ。長きに渡り積み上げてきたカーボンテクノロジーで軽量化、かつ強度とパワーがさらに向上。新たにX ガイドタッチフリーや開口端など今後のスタンダードになり得る最先端技術を搭載。この研ぎ澄まされた使用感をぜひ体感してほしいね」
ポイズンシリーズ総裁、かく語りき。
24ポイズンアドレナ(シマノ)
264UL
ライトリグで重宝するスペシャルな1本
小野「様々なフィネスなテクニックに対応する1本。ボートに1本あるだけで釣りの幅が広がるよ」
初日終盤、ヤミィのノーシンカーで3連発!
小野「やっぱスローだね。今回の答えは明確だよ」
その他、ダウンショットやライトキャロなどのライトリグにも有効だ。
266L
各種小型プラグにも対応する存分なパワー
小野「シャローに魚が見えるから、上を試してみようか」
とピクピク65の小刻みなシェイクで初日早朝の1本目をキャッチ。
その後、ドリフトフライでも好サイズ。
小野「とにかく応用範囲が広い1本。ペンシルやポッパーの操作系、シャッドや小型クランクなど、ライトリグ専用竿ではパワー負けするルアー&リグに」
164MH-SB
スイムベイト&ビッグベイトが64でさらに扱いやすくなる
小野「SBとはスイムベイト&ビッグベイト用。レングスが短いから、1日キャストし続けても負担が少ない。また、ただ巻きのみならずアクション系の釣りにも向いているね」
浮きゴミ周りにデッドスローラー4.8インチで正確なアプローチを決め、当釣行で最大級のバスを仕留めたのが164MH-SB。
小野「今後はフロッグにも使うと思う。パワーも存分だしね」
166ML/H &1611ML/H
今後のメインにもなり得る“ラジカルテーパー”の2本
小野「バットがHでしっかり、ティップがMLでしなやかなアクションが複合されたテーパーだね。軽いルアーには先が曲がり、重いルアーではバットが負けない」。
通常のファストテーパーと異なり、あらゆるルアーでの使用範囲が広がる。
今回は166ML/HでマエコンJr.、1611ML/Hではフリーリグ等のカバー撃ちで複数釣果。
小野「これぞバーサタイルな竿だね」。
なお、オリジナルサイズのマエコンではチェイスのみに。
小野さんの爆釣動画もチェック!
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