全国的な人気をみせるチニング界隈で最強と呼び声の高いフリリグチニングゲーム。この釣りで実績を重ねているワームががDAIWAシルバーウルフシリーズだ。仕掛け人はフリリグチニングの第一人者“モリゾー”こと森浩平さん。2024年8月にはモリゾープロディースのワーム第3弾がデビュー! 新作はボリューミーなホグ系。その狙いとは?
●文:ルアマガプラス編集部
ボリューミーだけどナチュラル! 緩急自在のアクションでクロダイを幻惑する新作ワーム
モリゾーさん監修で実績を上げ続けているアーバンシュリンプやアーバンクローラーはどちらかというとスローな釣りが得意。対して新作のアーバンホグは、前作2つよりややボリューミーなのが大きな特徴だ。春など大きめのワームが有効なときに存在感でアピールできる。
【シルバーウルフ アーバンホグ(DAIWA)】
また、ボリュームはあっても水押しはナチュラル。適度な水抜け感で操作性が高く、ボトムバンプで広範囲をテンポ良く探る釣りにも有効。もちろんスローなズル引きもOK。緩急自在のアクションでクロダイを魅了できる。
アーバンホグの適合フック
シルバーウルフ アーバンホグの適合フックは、シルバーウルフフックSSストレート#1/0、シルバーウルフフックSSワイドオフセット#2、シルバーウルフフックSSスクリューキーパー#2。適合フックを使うことでワームの持ち味を引き出せ、アタリが増えてかかりも良くなることが期待できる。
ノンソルトに空気抵抗の軽減。チニング用ホグは設計思想が違う!
ホグ系ワームといえばバス用が多士済々だが、シルバーウルフアーバンホグもレッグにアームと複雑なパーツがついて誰が見てもホグ系。だが、そこには大きな違いがある。バス用のホグ系はカバー撃ちなど近距離戦で使うことが多く、着底後、倒れ込むときの水押しを強くするために、塩入りの高比重素材でパーツは水をつかみやすいようにデザインされるものが多い。
対してフリーリグによるチニングは、遠投性重視の釣り。パーツ類は空気抵抗を減らし、飛距離を伸ばせるように設計。素材はノンソルト仕様でフリーリグにセットすると重量物はフックのみで、ナチュラルな浮遊感とフワッとソフトな倒れ込みでクロダイのバイトが誘える。
ナチュラルな水押しとホグ系の存在感はパドル先端の形状にも表れている
ホグ系ワームで甲殻類のハサミに当たるパーツはパドル形状を採用するものが多い。シルバーウルフアーバンホグは単なるウチワ型のパドルではなく、後端を絞ったデザインを採用。ボリューム感は残しつつ、空気抵抗を減らし飛距離アップ。水中では水の抵抗が減り、素早いフォールと操作性が向上。ナチュラルな水押しにも一役買っている。
ボディのクビレでフッキングミスを防止
ボディにはシルバーウルフアーバンシュリンプ譲りのクビレが設けてある。クロダイがバイトしたときにボディが折れ曲がりやすくハリ先がむき出しになり、アワセですっぽ抜けを防ぎ、口角をとらえやすい。
ソフトマテリアルで生命感のあるアクションを実現
アーバンホグは、シルバーウルフシリーズのワームの中でもっともソフトなマテリアルを採用。レッグやヒゲが弱水流でもピリピリ震えやすく、硬い素材より生命感のあるアクションを実現。ノンソルトのナチュラルな浮遊感と相まって、狡猾な都市型クロダイを騙すことができる。ソフトマテリアルでもノンソルトなのでハリからズレにくく、身切れしにくいのもアーバンホグの強みだ。
ホグ系の存在感でクロダイにアピールし、ナチュラルな水押しとソフトマテリアルによる生命感のある動きで喰わせられるアーバンホグ。アーバンシュリンプ、アーバンクローラーと使い分けることで、フリリグチニングの可能性が広がるのは間違いなさそうだ。
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