魚に見えてほしくない釣り糸だが、釣りによっては人間からの視認性の高さにこだわってなお、釣果に結びつくことがある。FCスナイパーの『BMS AZAYAKA』は、まさにそんなラインだ。
●文:ルアマガプラス編集部
フロロの性能を落とすことなく見やすいカラーで染色
P Eラインで一般的なマーキングシステムは、フロロラインではあまり浸透していない。
これは、フロロラインを染色するうえで性能の劣化がみられるためだが、サンラインでは高いレベルの技術力でこれをカバー。フロロラインの性能を落とすことなく、見た目に鮮やかな染色を施している。耐摩耗性、直線強力、キャストフィーリング、そして使いやすさなど、すべての性能を高水準でクリアするFCスナイパーシリーズの使用感をそのままに、鮮やかな見た目を実現している。
シューター・FCスナイパー BMS AZAYAKA(サンライン)
マーキングをするにあたって、カラーや配色にもかなり拘っている。テストを繰り返してチョイスされたピンク、イエロー、グリーン、オレンジの4色、これらを感性工学に基づいて、人間の目から見て1番見やすい配置に決定。クリアなリザーバーからステインの琵琶湖、マッディな霞ヶ浦水系、そしてアメリカの広大なフィールドなど、あらゆる場所で使用感を確認し、アングラーからの見やすさを徹底追求している。
フォールの釣りはもちろん、巻きの釣りでもメリットは多い
では、このマーキングのラインがどのような場面で活躍するのか。まずはフォールを主体とするカバー撃ち。リグをフォールさせる釣りでは、ラインがどれだけ出たかわかるのでレンジコントロールが一目瞭然。フォールスピードやレンジ感が目で直感的にわかることで、フォールの釣りの精度が上がることは間違いない。また、フォール中にラインが走るアタリ、ラインが止まるアタリも見分けやすく、バイトを逃さず瞬時にフッキングすることができる。
カバーのワーミングだけではなく、巻き物の釣りに使用しても効果がある。ラインが見やすくなったことでトレースコースを確認しやすく、よりタイトにルアーを通すことができる。また、マーキングの動きも見えるので、巻きスピードの調節も視覚的に把握しながら行なえる。
もう手放せない『見える』という性能
人間から見えているということは、当然魚からの視認性も上がっている。しかしながら、サンラインの開発陣や名だたるテスター陣によれば、ラインにカラーが付いているからといって釣果が落ちるという実感はないそうだ。むしろ、アプローチの正確性、釣りの精度が上がることで、掴めるチャンスが高まるというのが、このラインの強みである。
多くのテスターや使用したアングラーからは、『一度使えば手放せなくなる』という声が聞かれている。
アザヤカを使う前提の釣りを組み立ててしまうと元には戻れないという声が多く、一般アングラーのリピート率も高いとのこと。まだ使ったことがない人は、ぜひこのアザヤカの視認性を体感してみてほしい。
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