釣って楽しい秋イカだが、そこにはエギング上達への要素も隠されている。見えるからこその釣りやすさと、そこから学べることとは…?メジャクラのヒロセマンこと広瀬達樹さんに教わろう!!
●文:ルアマガプラス編集部
数釣りと一緒に楽しめる上達のコツとはイカに!
広瀬「さぁ! 今回のテーマは深まる秋のエギングの楽しみ方のふたつのうちのひとつ、サイトフィッシング! で、もうひとつは?」
うん!? 試されてますね? あッ! 数釣りでは!?
広瀬「正解は……温泉ッ!」
それはごく個人的な目標ですよね……。
広瀬「まぁいつでも楽しみですからね。さて、思い出してください。なぜ秋は数釣りができますか?」
秋イカの生態上、サイズは小さくても好奇心は旺盛なので!
広瀬「正解! 興味深々でエギに寄ってくる。だからこそ近場から釣って周囲を警戒させないことが数釣りのキモなのです。つまり必然的にイカが寄ってくる。寄ってくるから自然と見える。見えるイカを釣るからサイトになりますッ! 決まったー!」
ではサイトで釣るキモは!?
広瀬「えー! それ言うの!?」
そういう記事ですよね?
広瀬「キモはみっつあるぞ! ひとつ! 見える状態を作ること。つまりは偏光グラスなどのツールですね。ふたつ! 見えても焦らないこと。冷静にエギを抱くイカ、抱かないイカを判断して、抱かせるアクションをさせること。そしてみっつ! 見ないことです」
ん!? サイトなのに見ない!?
広瀬「ベタなぎでイカの動きが逐一見えるなんていうのはレア。はっきり見えなくても釣れるようになるとブラインドに繋がります」
ブラインドとはサイトの逆で、見えない状況で釣ることですね。
広瀬「そうです。基本やるべきことは見えても見えてなくても同じなので、その感覚を身に着ければあらゆる状況で釣れるはず。なのでサイトでまずは覚えましょう!
「なぜサイトができるの?」
A「岸ギワにイカがいるからです」
広瀬「秋イカが好奇心旺盛なのに加え、まだサイズが小さいので遊泳能力が低く、他の魚種に狙われやすい。なので漁港などの障害物が多くて安全な場所にいることが多いのもサイトができる要因のひとつです。つまり岸からでも届くので、オカッパリでも釣りやすいということになります」
Q2「イカが見えないとダメ?」
A「寄せてからのサイトもあり!」
広瀬「パッと見てイカの姿がなければハイ移動!とラン&ガンするのはありです。むしろ個人的にはそのほうが好きです。ただ、見えなくても寄ってくることはあるので何回か投げて反応を見るのは大いにあり。寄ってきたらぜひサイトでトライしてください。それでもダメなら移動です!」
サイトエギングのダイジナトコ
アクション
広瀬「アクションは『ジャークで寄せてフォールで抱かせる』を徹底的に意識します。もう少しで抱きそうだからと目の前で動かすのは逆効果。距離が離れたらアクションさせるのが基本です。そして距離を縮めなくなったらカラーを変えてみるのも飽きさせないコツなので覚えておきましょう」
サイトの必須アイテム
釣れやすいイカの特徴
サイトエギング上達の3ステップ
1. イカを見る
2. エギを見る
3. ラインを見る
そしてブラインドへ!
広瀬「イカが見えなくてもエギに変化があれば抱いた目印。だから視認性の良いエギが必要になります。そしてエギが見えなくてそしてエギが見えなくてもラインの動きの違和感を判断できればもうサイトは合格だー!」
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