【イカ釣り上達法】秋イカは釣って楽しいだけじゃない!エギング上達のヒントが隠されていた!?

釣って楽しい秋イカだが、そこにはエギング上達への要素も隠されている。見えるからこその釣りやすさと、そこから学べることとは…?メジャクラのヒロセマンこと広瀬達樹さんに教わろう!!

●文:ルアマガプラス編集部

2024 秋エギング特集

広瀬達樹(ひろせ・たつき)
1週間が10日欲しいメジャークラフトのアイテムプランナー兼プレイヤー兼マジカルエギング中年。一般の釣り人目線からの釣行をモットーとし、本当に使いやすく釣れるアイテムの開発に役立てている。

数釣りと一緒に楽しめる上達のコツとはイカに!

広瀬「さぁ! 今回のテーマは深まる秋のエギングの楽しみ方のふたつのうちのひとつ、サイトフィッシング! で、もうひとつは?」

うん!? 試されてますね? あッ! 数釣りでは!?

広瀬「正解は……温泉ッ!」

それはごく個人的な目標ですよね……。

広瀬「まぁいつでも楽しみですからね。さて、思い出してください。なぜ秋は数釣りができますか?」

秋イカの生態上、サイズは小さくても好奇心は旺盛なので!

広瀬「正解! 興味深々でエギに寄ってくる。だからこそ近場から釣って周囲を警戒させないことが数釣りのキモなのです。つまり必然的にイカが寄ってくる。寄ってくるから自然と見える。見えるイカを釣るからサイトになりますッ! 決まったー!」

ではサイトで釣るキモは!?

広瀬「えー! それ言うの!?」

そういう記事ですよね?

広瀬「キモはみっつあるぞ! ひとつ! 見える状態を作ること。つまりは偏光グラスなどのツールですね。ふたつ! 見えても焦らないこと。冷静にエギを抱くイカ、抱かないイカを判断して、抱かせるアクションをさせること。そしてみっつ! 見ないことです」

ん!? サイトなのに見ない!?

広瀬「ベタなぎでイカの動きが逐一見えるなんていうのはレア。はっきり見えなくても釣れるようになるとブラインドに繋がります」

ブラインドとはサイトの逆で、見えない状況で釣ることですね。

広瀬「そうです。基本やるべきことは見えても見えてなくても同じなので、その感覚を身に着ければあらゆる状況で釣れるはず。なのでサイトでまずは覚えましょう!

「なぜサイトができるの?」

A「岸ギワにイカがいるからです」

広瀬「秋イカが好奇心旺盛なのに加え、まだサイズが小さいので遊泳能力が低く、他の魚種に狙われやすい。なので漁港などの障害物が多くて安全な場所にいることが多いのもサイトができる要因のひとつです。つまり岸からでも届くので、オカッパリでも釣りやすいということになります」

Q2「イカが見えないとダメ?」

A「寄せてからのサイトもあり!」

広瀬「パッと見てイカの姿がなければハイ移動!とラン&ガンするのはありです。むしろ個人的にはそのほうが好きです。ただ、見えなくても寄ってくることはあるので何回か投げて反応を見るのは大いにあり。寄ってきたらぜひサイトでトライしてください。それでもダメなら移動です!」

サイトエギングのダイジナトコ

アクション

広瀬「アクションは『ジャークで寄せてフォールで抱かせる』を徹底的に意識します。もう少しで抱きそうだからと目の前で動かすのは逆効果。距離が離れたらアクションさせるのが基本です。そして距離を縮めなくなったらカラーを変えてみるのも飽きさせないコツなので覚えておきましょう」

いくらイカがいても、いくら良いストラクチャーがあっても、1度釣って(掛けて)スミを吐かれた場合は、周囲一体が警戒モードに入ってしまうので、時間をおいて入りなすべきだ。 [写真タップで拡大]

見えなければ移動! 投げてみて寄ってこなければ移動! もスタイルだが、いい地形や身を隠せるようなストラクチャーがあれば粘るのも悪くない。水中全体を見るのがサイトだ。 [写真タップで拡大]

サイトの必須アイテム

偏光グラスと日差しを遮るキャップは、サイトに限らずデイの釣りには必需品。 [写真タップで拡大]

視認性の良いエギはもちろん、ラインも見やすいほうが風が強くて水中が見えなくても見る目印になる。 [写真タップで拡大]

釣れやすいイカの特徴

なんとなく泳いでいるイカよりも岸を向いたイカは捕食するエサを探していることが多い。また、単体ではなくグループ(スクールという)でいると競争心を刺激するので釣れやすいことも。

サイトエギング上達の3ステップ

1. イカを見る
2. エギを見る
3. ラインを見る

そしてブラインドへ!

広瀬「イカが見えなくてもエギに変化があれば抱いた目印。だから視認性の良いエギが必要になります。そしてエギが見えなくてそしてエギが見えなくてもラインの動きの違和感を判断できればもうサイトは合格だー!」


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