「狙いどきは朝」「多いのが沖への遠投」カスミ経験値が打率を高める、常勝でかトップの出しドコロ。

いよいよ本格シーズンを迎え、全国フィールドを賑わせている大型トップウォータープラグたち。臆するな、今こそ登板させよ。今回は佐々木勝也さんがその出しドコロを解説する。

●文:ルアマガプラス編集部

2024 秋エギング特集

profile

佐々木勝也(ささき・かつや)
霞ヶ浦の畔へ移住して早7年。生粋のローカルではないが、今やカスミの凄腕として誰もが知る存在に。陸王1部リーグに再昇格を果たす今季、日本一の頂点に賭ける想いは誰よりも強く熱い。

[DAIWA]バンクフラッター

陸っぱりで羽根モノを誰でも使いやすく!

彼方のスポットに到達できる遠投性能、陸っぱりで広範囲から呼べる強さを身に付けた佐々木さん渾身作の大型羽根モノ。掛けた魚の動きに同調して仕留めるサクサススイベルフックアイを始め、ヒートン固定で自在にチューン可能なウイング台座など、ユーザビリティに優れた設計だ。

●全長:115mm
●重量:44.5g
●カラー:全10色
●価格:3,300円(税込み)

ササカツチューニング・1
リアフック#1/0→#2

リア小型&軽量化でアクションのレスポンスを突き詰める

「ノーマル状態の方が低重心でアクションは安定しますが、僕は敢えてフックを小型化してレスポンスを向上」

要ウイングの微調整。最適値を探したい。

ウォータースルーギル構造

他にはない独自構造で多少の風波は無問題

口から受けた水を貯めエラから吐き出す独自構造。

「霞ヶ浦水系って、風が吹くとたとえ風裏でも波が出やすい。そんな時でもしっかり水面に貼り付いて、本来のアクションを演出できる構造です」

DAIWA伝統のギミックだ。

ササカツチューニング・2
フローティングボード(ZAPPU)

大型ボディの高浮力化で最大限の威力発揮へ繋ぐ

リアフックのチューン同様に、ボディ自体の浮力を高めよりアクションレスポンスを向上するのがフロートシール。バンクフラッターのみならず、各種ビッグベイトでも多用するチューンだ。

「シロカキ水が抜け始めた今、まずは水の良いエリアを探す」

GW前後からエリアによって濁りが増す霞ヶ浦水系だが、長らく続いた低活性もひと段落となるのが5月下旬のことだ。

「まずは湖岸道路を走り水の良いエリアを探して、一発目に投げるのがバンクフラッターです」

佐々木さんの意欲作が水面を駆ける。

「デッドスローではなく、ウイングのカチャカチャ音が聞こえるスピードがベストの黄金比。魚を引っ張る強さがそこにあります」

狙いどきは朝を推奨。

「この時期の朝は無風が多く、昼以降は風が吹きやすい。なのでトップを有効に使いやすいし魚も反応しやすい朝が出しドコロです」

長きに渡るカスミ経験値が打率を高める。

「通うだけでは意味がない。その日に条件の良い場所を探すことが最も大事なことなんです」

現場を見極める力が最大の武器となるのだ。

ぶっ飛び羽根モノなら沖の魚も守備範囲に

「時期的に多いのが沖への遠投。水門沖に伸びるシートパイル、ハードボトムエリアのクイなど、サーチを含めた使い方でもあります」

飛行時に回転しにくく飛距離を稼ぎやすいのがバンクフラッターの強み。狙いの戦略にベストマッチングだ。

使用タックル
●ロッド:STEEZ SC C68H-ST・SBストラトフォートレス68
●リール:ジリオンTW HD1000XHL
●ライン:モンスターブレイブZ20lb(全てDAIWA)


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