「プロは釣り具店でどんな質問をする?」ご当地エギはやっぱり効果あり!買い物&アドバイスで釣果もアップ!

YouTube『ルアマガ』で公開している動画“Joe & Emmaの「もっとエギング100%!!」”は、もうご覧いただけただろうか? この実釣でカメラを回す前のこぼれ話。出演者の湯川マサタカさんは、同じく出演者でエギング初挑戦の片原恵麻さんとともに地元の釣具店に訪れた。さて、その目的とは?

●文:ルアマガプラス編集部 ●取材協力:つり具まるきん平戸店

2024 シーバス特集

遠征釣行で立ち寄った地元釣具店になにがあるのか?

お二人が訪れたのは、平戸島にあるつり具のまるきん平戸店さん。キハダマグロの泳がせやヘラブナなど多彩な釣種を経験している片原さんにとって釣具店は、アパレルショップやカフェに気軽に立ち寄るのと同レベルの敷居の低さ。慣れ親しんでいる釣具店だが、エギのコーナーで足を止めるのは今回が初めてだ。

EMMA「エギって、たくさんあるんですね!」

JOE「あるよ(笑)。初めてだとどれを使えば良いか迷うやろ?」

今回、それを教えるのが湯川さんの役目で、エギの選び方や使い分けの詳細は本編動画を参照ください。では、なぜ湯川さんは片原さんをご当地釣具店に連れてきたのか? 気になるのはそこだ。

遠征に行ったら現地の釣具店で釣り具を調達。買い物ついでの最新情報を教えてもらおう!

お二人に対応してくれたのは、つり具まるきん平戸店の店長、水田さん。平戸に何度も釣りに来ている湯川さんとは顔なじみだ。

JOE「お久しぶりです。最近、イカはどうですか?」

水田「ここ数日、天気が不安定で釣り人は少ないですけど、○△□と◆●▲あたりではキロクラスも出ています。今日は南風が強いんで○△□あたりは風裏で釣りになるんじゃないかと思います」

JOE「○○○はどうですか?」

と、最新釣況の情報収集。遠征先の釣具店に立ち寄れば、最新の現地の生の声が聞ける。もちろん湯川さんはタダで教えてもらうつもりは毛頭ない。

現地釣具店でご当地のヒットエギや高実績カラーを入手すれば、万全の態勢で実釣に臨める!

エギング初挑戦の片原さんは、自分のエギを持っていない。そこで、まるきんさんで当地の実績エギを購入するという計画だ。

EMMA「エギングは初めてなんですけど、おすすめのエギはありますか?」

水田「湯川さんが来ているからではないですけど、セフィア クリンチシリーズは平戸周辺で良く釣れているし、人気があります。初めてなら3.5号のノーマル、シャロー、ディープの各タイプと3.0号があれば、いろいろな状況に対応できるかなと思います」

EMMA「カラーはどれが良いでしょう?」

水田「人気があるのはケイムラ系。場所を問わず釣果が安定しています。あと、今日の実釣なら、最近、雨の日が多くて濁りを意識したカラーも用意したほうがいいかもしれませんね」

水田さんが実釣時の釣況も考慮しておすすめしてくれたエギが次の4つだ。

セフィア クリンチフラッシュブースト3.5号Fアボカドケイムラ(シマノ)

水田「緑系のケイムラカラーですけど、発売当初から実績を上げ続けている人気の高いエギです。場所や天候を問わず、オールマイティに使えます」

セフィア クリンチシャロー3.5号オヨガセライド(シマノ)

水田「下地が赤テープで上地が緑系のナイトゲームで実績抜群のカラーですが、マヅメ時や曇天のローライトのときも強い。シャロータイプは大型をじっくりと狙えます」

セフィア クリンチディープフラッシュブースト3.5号オレンジグロー(シマノ)

水田「(実釣時の)濁りが入ったときや曇天のローライト時は、日中でもグロー系が効果的。あと、速い潮の流れや風対策としてディープタイプを一つ選びました」

セフィア クリンチカエル跳びアッパーラトル3.0号アジキン(シマノ)

水田「下地が金テープで濁りにも比較的強い。3.0号もマストなサイズで、ラトルでイカを寄せやすく、高活性のイカをテンポ良く拾う釣りにおすすめです」

初めてのフィールドに行ったら地元釣具店に寄る…いつの時代も変わらない釣り人の作法

エサ釣りなら現地でエサを買う…遠征釣行に限らず、初めてのフィールドに臨むときに地元の釣具店をのぞくのは、昔からの釣り人の作法。ネット上に情報が氾濫する今になってもそれは変わらない。釣果情報やヒットルアーだけでなく、立ち入り禁止場所や危険箇所、駐車スペースをはじめ、地元の釣り人しか知らないローカルルールやマナーを教えてもらえることもある。初めての釣り場でトラブルを避けて安全快適に釣りを楽しむためにも、地元釣具店の門を叩き、ご当地のマストアイテムと耳寄りの情報を入手しよう!

取材協力:つり具のまるきん平戸店

住所:長崎県平戸市岩の上町1102-4
電話:0950-22-7122
営業時間:午前1時~午後8時
定休日:火曜日
https://www.marukin-net.co.jp

店長 水田賢宏(みずた・たかひろ)さん

エギングで人気のフィールド、平戸島。九州本土から平戸大橋を渡って約1kmほどの平戸島の玄関口にある大型釣具店がまるきん平戸店さんだ。店長の水田さんはエギングはもちろん、平戸島の釣り全般に詳しく、タイムリーな情報も把握。深夜早朝も営業しているので平戸釣行の際は、ご当地実績エギと有力情報の補充に立ち寄ろう。

アングラープロフィール

教える人 JOE(湯川マサタカ ゆかわ・まさたか)

和歌山県紀伊半島をホームに活躍するエギングのエキスパート。攻撃的なラン&ガンから丁寧なボトム攻略まで釣りの振り幅は広く、1杯を獲るまでの過程にもこだわる釣りを展開する。JOE STYLE EGING RUN&GUN ADVENTURE でガイドとしても活動し、一般アングラーへのエギングの手解きもおてのもの。

教わる人 EMMA(片原恵麻 かたはら・えま)

釣りは3、4年前に船釣り体験ツアーのキス釣りに一人で参加して以来、熱中。持ち前のアクティブさで細のタナゴ釣りからキハダマグロの船釣りまで幅広い釣種にチャレンジしているルアマガ女子部メンバーだ。エギング歴約10分とほぼ初体験で挑戦したエギングは、湯川さんのレクチャーと抜群のセンスで急成長をみせる。


※本記事は”ルアマガプラス”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。