【マッチ・ザ・ベイトやばすぎ…】シャローを遠・近で攻略できる話題の新作シーバスルアーを徹底インプレ!

シーバスマンが待ちに待った季節!秋になると冬の産卵に備えてシーバスが餌となるベイトを荒食いする季節!河川や河口、干潟などのオープンエリア、運河、漁港、磯 など様々なポイントで釣果が期待できる!つまり一年を通して一番釣りやすい季節となる。しかし、エサとなるサッパ・イナッコ・イワシなどの ベイトに依存しているシーバスも多く、捕食しているエサに合わせたルアー選択が必要になってくる事も多い。そこで!アクアウェーブから新発売の「スウェイコール90F 」と「バウ フラップ 80 S 」の 2 種類のルアーはハイシーズン初期からマッチ・ザ・ベイト!?今シーズンは、まとまった雨が降らず青潮や高水温で厳しい状況が続いている 9 月中旬の東京湾奥 だが、リライト調査隊 BOSS 吉田が早速攻略してきたので解説して頂こう!

●写真/文:BOSS吉田

2024 シーバス特集

実釣&解説は「リライト調査隊・BOSS吉田」

BOSS吉田

元釣具店店員であり、釣りのジャンルを問わずあらゆる釣りに打ち込むフィッシングジャンキー。最も得意な釣りはソルトのライトゲームやシーバスだが、並行してハゼクラにも力を入れており、一過言あり。2019年から続く「Hz-1GP(ハゼワングランプリ)」に連続参戦中で、毎年優勝するほどの実力者でもある。それ以外にもエサ、ルアー問わず幅広い釣りに精通!

スウェイコール90 F(アクアウェーブ)

90mm/ ウェイト 14g のフローティングミノー。
水面直下をフラフラとデッドスローで泳いでシーバスにアピールする。

マグネット式の重心移動システムで飛行姿勢が安定しているので、飛距離が出て泳ぎ出しも早い 。

前方のカップと盛り上がった背中の形状により、緩やかなロール強めのウォブンロールアクションがデッドスロー巻きで素早く行えるのが特徴だ。
これはシャローに寄った警戒心の強いシーバスに口を使わせるかなり効果的な動きといえるだろう。
巻きを早くしたり 、強い流れの抵抗を受ける とウォブリングが強くなりシーバスを呼び寄せる動きに変わる。
さにはショートジャークをすれば逃げ惑うベイトを演出できるなど、寄せる動きと喰わせる動きの使い分けができるのだ。

バウフラップ80 S(アクアウェーブ)

80mmウェイト15gのシンキングペンシル。

シンペンとしては珍しい前方にある大きめのカップがほどよい揚力を生み出し、水面直下をキープし続ける事ができる。
また、カップの効果で適度な引き抵抗を感じる為にルアーのポジションを把握しやすく、流れの強弱の変化の変化が分かりやすい!

固定ウェイトの絶妙なバランスで飛距離も抜群だ。
泳ぎは、デッドスロー~スロー巻きでは、ゆったりとお尻を振るスイングアクション、そして巻きスピードを上げるとスラローム気味のアクションに変わる。
ラインテンションを抜いたフリーフォール時には、水平姿勢でローリングフォールするいわゆるシミーフォールでユラユラと沈む。
シミーフォールと素早い浮き上がりを利用したリフト&フォールやボトム(底)ドリフトで流す事もでき、ロッドアクションで水中ドッグウォークも可能。さらにはロッドポジションを下げていても素早く浮き上がって水面直下をスローで流す事もできるのだ。

ハイシーズンシャローの難しさと攻略のキモ

9月に入るといつ始まってもおかしくない爆釣を期待して、有名ポイントはシーバスマンで早い時間帯から激混み状態となるが、早く行ったからといって必ず釣れるとも限らないのが、シャローエリアの難しい所。
おまけに高水温でハイシーズン入りはかなり遅れている印象。
とはいえ、潮の干満差や流れのタイミングをしっかり見極めれば、エサとなるベイトが岸に寄って、それを追いかけるようにシーバスがキャスト範囲に入ってくる!
この時期の東京湾奥で代表的なベイトといえばサッパ。

サッパの群れが入るとシーバスが狂ったようにバコンッ!バコンッ!とボイルするので簡単に釣れるように思ってしまうが…沢山いるシーバスマンも必至にルアーを投げているからスレるスレる。

加えて本物のベイトとなるサッパも沢山いて見切られる。

どのルアーを投げても釣れる訳ではないのが警戒心の強い湾奥シーバスだが、そこで注目したいのが「マッチ・ザ・ベイト」!!

ルアーは小さすぎても大きすぎても反応が悪くなるので、サイズ・ボリューム感をその時捕食している本物のベイトに合わせると激的に反応が取りやすくなるのだ!

超有名ポイントで実釣!

ポイントに到着し水面を観察すると、流れも弱くまだサッパが寄っていない様子でシーバスの気配はない。
そのまま少し様子を見ていると、強い流れが入ったタイミングで一気に水面がザワザワとし出した。

シーバスがサッパを水面に追い込んでいる証拠だ!
水深が1mもないストラクチャーに強い流れがぶつかって反転流ができている所に、「スウェイコール90F」のC.C.レッドヘッドをキャストしてスローで巻くと1投目からヒット!?

シーズン初旬という事もありサッパのサイズは8cm程。

水面直下からから40cm程をデッドスローで流したい時に使いやすい「スウェイコール90F」!

ドシャローでもボトムを擦ることなく、デッドスローで水面直下を流して群れからはぐれた弱ったサッパを演出すると…バコンッ! と水面が割れてヒット!? 狙い通りの水面直下ゲームは、喰った瞬間丸見えで面白い!

同じ水面直下を狙いたいがスウェイコール90Fより飛距離を出したい、または動きを変えてスレたシーバスを反応させたい場合には「バウフラップ80S」!
「バウフラップップ80S」のほろ酔いマッコリを遠くの潮目にキャスト!
潮目を通過するようにスローで巻くとすぐにゴンッ!!とヒット!!

飛距離が出せてシャローをスローで流せるバウフラップ80Sも使いやすい!
続いてバウフラップ80S「チャートバックブルーチーク」を地形変化している所にフルキャストして着水後にシミーフォールで3秒カウントダウン。
糸ふけを取っている間にもココココというバイトが出ていて、ラインが張った瞬間にゴン!とフッキング!!

着水直後もヒットする確率が高いので油断できないのだ。
こちらはシーバスがポンポンと吐き出したサッパでまさにマッチ・ザ・ベイトなサイズ!

シーバスが近距離に寄ればスウェイコール90F、遠距離に離れたらバウフラップ80Sと2種類をローテーションしながら時合いは短かったが、狙い通りの展開ができて厳しい状況の中では良い結果となった!


水面直下ゲームに強い2つのNEW FACE!!

吉田が個人的に思う「スウェイコールス90F」と「バウフラップ80S」共通する最大の強みが、動きやシルエットこそ違うが、2種類のルアーを近距離・遠距離それぞれで水面直下をスローに狙う事ができる所だ。

特にシャローエリアを広範囲に探る時や、険しいストラクチャーが点在するような場所で根掛かりを回避しながらゆっくり流したい時に重宝する2種類だ!

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シーバスが大好物であるカラー展開もされているので、ハイシーズンの水面直下ゲームをスウェイコール90Fとバウフラップ80Sで楽しんでみてはいかがだろうか!!

動画でもその魅力をチェック!!


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