「これスッゲー寄生虫だ…」「1000匹以上…」こんなに状態の悪いブリは初めて。痩せた魚を捌いたらとんでもないことに。

内湾の筏で気まぐれで釣れちゃった夏のブリ。数々の魚を捌いてきた釣りYouTuber『あんこうアワーズ』のやっくんさんがいつもどおり捌いていると、包丁を握る手が止まるほど醜怪な事態に。身やエラには目を背けたくほどの数で蠢くアレが。そして巨大パラサイト現わる!

●文:ルアマガプラス編集部

2024 シーバス特集

あんこうアワーズ

チャンネル登録者数14万人の底もの系人気ユーチューバー。メンバーはやっくん、ひろまっちょ、ちえみ、ゆーか丼の4名。いろいろな巨大魚や怪魚、猛魚を釣って釣って、釣りまくる! 

夏の釣果を美味しくいただく(予定)

今回紹介するあんこうアワーズさんの動画は、夏の内湾の筏(いかだ)で釣ったブリ、イネゴチ、アオリイカを捌いていただくという企画のもの。

左の袋にはイネゴチが入っている。当人たちはワニゴチと誤って認識。

調理方法は捌きながら考えるということで、早速やっくんさんが包丁を片手にまな板に向かうが、このブリ、細すぎやしませんか!? ブリにも夏痩せはあるのか!?

イネゴチの貪欲な食性に驚愕

ブリのヌメリを落とした後は、イネゴチ、アオリイカの解体を先行。イネゴチを「鱗カタッ」と言いつつ見事な包丁さばきを見せるやっくんさん。胃には未消化のアジが。「エサのアジ、丸呑み。これはシタビラメかな。これはカニ。なんでも喰うね」

イネゴチの胃にはエサで使ったアジのほかカニ、シタビラメも入っていた。

アオリイカも捌いてお造り完成

「イカは刺身で良いね。エンペラに指を入れて引っ張れば(本体から)いっぺんに分かれるんです」と動画では、プロ直伝のアオリイカの捌き方のコツも差し込まれているので、挑戦してみたい方にとっては非常に役立つ内容となっている。

イネゴチは大名下ろしで小骨のない尾ビレ側の身を刺身に。一品目、アオリイカそうめんとイネゴチのお造りが完成。

大トリの夏ブリに刃を入れると痩せた魚体の原因が正体を現す

「ちょっとね、包丁を入れる感覚が狂うくらい痩せてる」。やっくんさんが夏ブリを捌きにかかると「うわー内蔵スカスカ」。「絶対、脂ないね」と見ていたひろまっちょさんもカメラのちえみさんも食欲減衰方向で興味津々。そして三枚に下ろそうとすると「ああ、見えちゃった。すごいかも。これはやばいかも」

お腹側から見るとこのブリのガリガリさがよくわかる。

身の質0点…寄生虫に苛まれたブリの悲哀

「これはアニサキスでしょ。こっちは線虫」と捌いていくとおびただしい数の寄生虫が現れる。「身の質0点。何百本もブリを捌いているけど、ここまで状態が悪いのは初めて」とやっくんさんも驚く無限パラサイト。ブリもやせ細っていくわけだ。

やせ細った魚体を下ろすと浮き上がる中骨。まるで一夜干しにしたかのようだ。

「脂の無さもすごいけどこのブリ線虫に長さよ(恐っ)」

三枚に下ろされた身の血合いが蠢く? いや、やっくんさんが手にしたのは線虫だ。しかも長い。「脂の無さもすごいけどこのブリ線虫に長さよ(恐っ)」とカメラを回すちえみさんの声が漏れる。ついに巨大寄生虫が姿を現す。

身から引き抜くとこんなに長いパラサイティックワームが…きしょい。

巨大寄生虫を計測すると全長41cm。寄生虫が肥えればブリは痩せるということだ。

「ブリ、食べたい人?」。一同、シーンッ…

三枚に下ろした身を切り身にするが身は真っ白。「クエみたい」。「刺身はやめたほうがいいな」。「煮か焼きでいきましょう」。そしてやっくんさんが「ブリ、食べたい人?」と問うとシーンッ。今回登場する3人は前週にサバを食べて当たるという体調不良もあり、当日の実食を回避。身は保存し後日食べることに。

さすがにあの巨大寄生虫を見ると捕殺したとはいえ、すぐには触手を伸ばせない。

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