「リールは左ハンドルが良いのか…」「右投げ右ハンドルだと遅れる」ギミストの極意を天才に教わる。

2024 シーバス特集

絶妙な厚みと張りを持つテールは、優しい動きと適度な水押しを両立。光大郎さんは、黄色いマーカーを塗って、よりブルーギルの尾ビレに寄せていた。

ラインアイの結び目が下にずれると上下動アクションを出しにくくなる。最適なアクションを出す角度を維持するため、光大郎さんはアイガード(デコイ)で固定。

ギミーのネコリグは、ミドストすると移動距離の少ない優しいアクションでありながら、強力な水押しを発生。食わせ力と存在感を併せ持つ、神レベルのリグなのだ。当然ミドストしたらギミストだ。

フックはN•S•Sフック3/0(ハヤブサ)に自作のガードを付けたもの。シンカーはアノストシンカーTG(ボレアス)の3.5〜5g。ワッキーストッパーリングプラス(バスマーク)も使用。

朝イチの有望スポットは「ウキギョ」こと浮き漁礁。しかし、テッペイの準備が長すぎて、先行者にたたかれた後に入った。

ボートには光大郎さんとテッペイが同船。ティーチャーは取材艇に一人で乗り、釣りをしながら撮影を担当。光大郎さんは意外にもドラハン初出演だ。

千葉県市原市に位置し、亀山湖と並び称されるほどの名門バスレイク。本湖はほぼ全面がコンクリート護岸で、流入河川は岸際カバーが多いという2面性がある。プレッシャーは高いが、バスの魚影は濃く、通い込むファンは多い。ボートは高滝湖観光企業組合でレンタル可能。
https://www.takatakiko.jp/

これがジグでギミストしたときのアクション。ボディー全体を湾曲させながら、短い移動距離でテールを上下に動かす。バシバシという速い動きではなく、スローで優しい動きだ。

遠くに投げると、どうしてもラインが横向きに寝てしまう。するとアクションが出にくいし、ルアーが手前に寄ってくるスピードが早くなる。ショートキャストなら、上下に動かせるので移動距離も少ない。

着水直後から泳がせたいので、右投げ右ハンドルだと、クラッチを入れるのがどうしても一拍遅れてしまう。着水したら左ハンドルで瞬時に巻き始めたい。

着水音はそれだけで魚が逃げる原因になる。とにかくソフトプレゼンテーションを心がける。光大郎さんのキャストはほぼ無音だ。

アクション時はロッドを上向きに構えて、ラインと一直線にして、上下のアクションを加える。基本、カバーの近くに投げて、それに沿うようなコース取りをする。

ロッドを強く動かすと、ラインが躍るのでジグがロールして暴れる。この動きは食わせにはよくない。ゆっくりと団扇をあおぐように上下動させて、ギミーのボディを上下にうねらせる。

●サイズ:4.5インチ ●入数:4 ●カラー:10色 ●価格:¥1,155(税込)


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