「なんだコイツは…」「諦めることがほとんどない」北海道で出会ったとんでもないモンスター。

北海道在住の樋口涼太さんが利尻島でソイ御三家を狙って釣行。使うロッドは10ftを超える長尺ベイトのCorona 106 MHRC-HX(ツララ)。磯場で根魚を釣るためのこだわりが詰まったこのロッドの使い心地をインプレッション!

●写真/文:樋口涼太

2024 シーバス特集

磯ロック長尺ベイトロッド【Corona 106 MHRC-HX】

こんにちは、ツララの北海道スタッフの樋口です。利尻島での釣行記をお届けします。前回の釣行では念願のビッグベイトでクロソイをキャッチしましたが、その間、実は釣れない時間もあって、ビッグベイト縛りからの挫折を味わっておりました。一緒に行ったお友達がワームの釣りでどんどん魚をかけていく様を隣で見て、ちょっぴり羨ましくなっていました。せっかく来たから魚に出会いたいな〜と思い、ロッドは相棒であるハーモニクス コローナ106MHRC-HXを手に、DRT社のVTS7に30gのジグヘッドで遠投作戦を開始!

モデルCorona 106 MHRC-HX
アクションRF(レギュラーファスト)
レングス 10ft6in
仕舞い寸法164cm
ロッド自重300g
適合PEラインPE (MAX)4号
適合ルアー~80g
価格 (税別)6万00円

ハタを代表とする磯のロックフィッシュ・ゲーム専用のベイトロッド。本来長尺のベイトロッドはブランクスに生じる捻れを恐れ、弾性率を下げるしかないところを、独自のハーモニクスブランクスでカバー。高弾性の止める、低弾性の曲げるをキッチリと決めることが可能で、ある程度以上の負荷が掛かるタイミングで低弾性ベースのロッドに切り替わる可変ブランクスを採用。ルアーを荒い地形をトレースし、細かいリフト&フォール、かけてからは急な突っ込みを受け止め、手前に寄せてからも岩に阻まれることを回避する。磯用ベイトロッドの答えとも言える竿が出来上がった。

ガイドはPE専用ストローセッティングコンセプトを採用。

根魚の聖地でソイ御三家が入れ食い状態!

水深は5m、根がきついエリアということもありつつ、活性の高い魚を狙うためにボトムを切り速めの巻き感で誘っていくことに。狙いは的中、活性の高い魚たちが反応してくれ、強烈なバイト、そしてかけてからは急激なラン。ハーモニクス コローナ106MHRC-HXのパワーを信じて一生懸命ファイト。そして51cmのシマゾイをキャッチ!

シマゾイの51cm!

本命のクロソイではありませんでしたが、シマゾイ特有の黄色い体色に溶岩帯に、潜むだけあって黒いコントラストが厳つくかっこいいです。普段ホームで釣っているシマゾイは途中で諦めることがほとんどですが、利尻の魚は諦めを知らず必死に抵抗してきます。屈強な個体でした。その後も反応良好で、40cm台のクロソイ、シマゾイ、マゾイのソイ御三家が無限に釣れます。さすが聖地でした!

マゾイ

クロソイ

シマゾイ

今回ワーミングで使用したハーモニクス コローナ106MHRC-HXはかなり使い込みましたが、キャストウェイトの幅、操作性、魚とのファイトの楽しさは高次元に感じます。ロックフィッシュロッドではありますが専用ではなく、幅広い魚種を狙える万能ロックショアロッドという捉え方をしていただければ良いかと思います! ハーモニクス コローナ106MHRC-HXぜひ一度手に取ってみてください!

アングラー紹介

樋口涼太

北海道出身室蘭市在中のロックフィッシュアングラー。愛用する「Corona 106 MHRC-HX」を片手に、大型アイナメを追い求め続ける。カレイの投げ釣りから釣りを覚え、その後ロックフィッシュとの出会いをきっかけに、ルアー釣りをメインに活動している。アイナメやクロソイなど、魚影豊富な土地柄、大型魚とのやり取りの経験値を多く積んでおり、今後の成長も見込める若手スタッフだ。その他、季節により海サクラや青物なども狙う北海道特化のロコアングラー。


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