ラバーとジグヘッドを組み合わせた、シンプルなルアーであるラバージグ。近年では新製品として登場する頻度も決して多くはなく、いわゆる流行りとは異なる存在のルアーといえるだろう。しかし、そんな中だからこそ、新たに登場するモデルへの期待値は高い。ジャッカルの新作ジグ「アナーキー」がまさにそうなのだ。
●文:ルアマガプラス編集部
アナーキー(ジャッカル)
ラバースカートのフレアにより、その様相が様変わりするラバージグ。
一見シンプルなルアーだが、だからこその衰えないパワーを持っているのも事実。
ジャッカルの『アナーキー』はそんなラバージグの最先端を往く。
いわゆるアーキーヘッドタイプのジグではあるが、その形状は特徴的だ。
一見するとコンパクトな印象をうけるが、左右へとエッジが立っており、横倒れを防ぎ根掛かりを軽減するデザインとなっている。
また、楕円形に設定したブラシガードは針先のガードとフッキングの良さを高次元で両立。ラインナップしているウエイト毎にガードの濃さがことなるという徹底ぶりだ。
一方フックへのこだわりも深く、一般的なフックよりもカエシ位置を後ろに下げることで刺さりを良くしたり、フッキングパワーのロスが少ない形状のオリジナルフックを使用。低摩擦樹脂を用いた表面処理も施されているので、取り扱い注意なほどの刺さりを誇るのだ。
さらなる特徴としは、ラインアイにも注目したい。
結び目が移動しにくい特殊なヘッド形状となっており、ジグの安定した操作が可能に。さらには結び目付近が障害物に触れにくくなるため、ラインへのダメージも軽減してくれるのだ。
ラバーは2種類!
アナーキーのラバーは2タイプ。
一般的な0.4~0.5mm厚のシリコンラバーを搭載した「スタンダードラバーモデル」と、1mm厚のラバーを使用したフレア感が強い「パワーフレアラバーモデル」だ。
スピーディーに釣りを展開したい。あるいはそのスピード感こそが武器になるようなシチュエーションであれば「スタンダードラバーモデル」を、移動距離を抑えた誘いや、より強いアピール力を求めるのであれば「パワーフレアラバーモデル」をチョイスしたい。
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