先日行われたH-1グランプリの亀山湖戦で優勝した大津清彰さん。今回の優勝にまつわる戦略のひとつが、ダブルスイッシャーを沈める「キャロライナリグ」だったという。はたしてどんな仕掛けなのか…?
●文:ルアマガプラス編集部
大津清彰(おおつ・きよあき)
ティムコスタッフ。利根川を舞台に激戦が繰り広げられるトーナメント「TBC」で戦う傍ら、相模湖・津久井湖、房総リザーバーなど、関東の人気フィールドに通いつめる猛者。野良ネズミの生みの親としても知られており、その独自の発想や理論への注目度は高い。
まだまだ知られざるテクニック?プラグのキャロ
大津さんが秋に繰り出すテクニックであり、先日行われたH-1グランプリでも多用していたという釣り方。
それはプラグを使ったキャロライナリグ。
シャッドを使ったものはスモールマウス狙いでも有名なテクニックだが、大津さんのものは一味違う。
大津「かれこれ10年くらいは使っていて、衰え知らずの釣果があるのがステルスペッパーのキャロライナリグです」
大津「自分がこれをやるのと同時期くらいにK-1マック(HMKL)のキャロもあったし、もっと流行るかと思ったんですが、いまだにやっているひとはほとんど見ませんね。フラットやブレイク沿いを、巻き物感覚で広く探っていく釣りになります」
大津「シンカーがたまにボトムに当たるくらいのリトリーブスピードで引きますので、水深に応じてシンカーは3.5~2ozくらいまでを幅広く使い分けています」
いわゆる「巻き物」感覚で使っているという大津さんだが、釣れる秘密があるのを実感しているのだという。
大津「この釣り、ペラとシャフトが回転して擦れる音が水中で響くことにキモがあると思っています。しかも、プラスチックボディに共鳴することが重要なんです。だからこそ、ステルスペッパーなんです」
ステルスペッパーで根がかる場所ではキュアポップクランクも使用。こちらなら立木の中でもゴリゴリと巻いてこられるという。なお、どちのルアーでもリーダーの長さは50センチ程度が基準となる。
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